日本以外のタイヤメーカーだと中国やアメリカ、フランスなどのタイヤメーカーが有名ですが、ここ近年台湾のタイヤメーカーの商品をオートバックスなどのカー用品店やインターネット通販でよく見かけます。
しかも、価格は国産タイヤメーカーなどと比較して半額以下で購入できるものもあるので性能が悪いのではないかと思っている方も多いと思います。果たして性能や評判は悪くないのでしょうか。
目次
台湾のおすすめタイヤメーカー
タイヤや自動車に詳しくない人は中国でなんとなくタイヤを製造しているのは知っているけれども、台湾でタイヤを作っていることを知らないと言う方も多いと思います。
そこで主におすすめできる台湾のタイヤメーカーと商品を紹介します。
NANKANG(ナンカン)
ナンカンは台湾で最も歴史のあるタイヤメーカーで、1959年創業の非常に歴史のあるタイヤメーカーです。
ナンカンなどの台湾のタイヤメーカーは輸入タイヤ販売本数ランキングでNo.1の■株式会社オートウェイ■でナンカンの取り扱いをしていることもあって知名度が高まっている印象です。
ナンカンは会社創業の初期にヨコハマゴムと技術提供契約をしてタイヤの開発および製造技術を向上させています。
現在では台湾だけではなく、日本や欧米諸国など約180ヵ国にタイヤを供給しています。
何故ナンカンの評判が高いのか
ナンカンの評判が高い理由の一つとしてタイヤサイズの多さがあります。例えばコンフォートタイヤのAS-1は12インチから21インチまでというラインナップで国産メーカーだけではなく、輸入車に乗っている方からも注目されているメーカーです。
また、ナンカンはコンフォートタイヤだけではなく、サーキット走行向けのAR-1、静粛性の高いスポーツタイヤのNS-2などスポーツタイヤのラインナップも豊富ですので、スポーツ走行でタイヤを酷使するユーザーからも評判の高いタイヤメーカーです。
ユーザーからの評判
スポーツタイヤなら、ナンカンns2・ATRsportsオススメです。
エコタイヤなら、ブリジストンネクストリー・ヨコハマECOS、ちょっと上のグレードならヨコハマブルーアースですね。— 🐱ぷるりん🐱 (@Maple_shun) March 14, 2022
スタッドレスタイヤの評判も高い
台湾のタイヤメーカーが作るスタッドレスタイヤというのは性能や評判が悪いのではないかと思ってしまう方も少なくないと思いますが、例えばナンカンのスタッドレスタイヤの開発は25年という歴史があります。
現在オートウェイで発売されているAW-1は日本向けに作られたスタッドレスタイヤであり、テストや開発も北海道の士別市で行われています。
オートウェイでのユーザーからの総合評価は5点満点中4.41点(調査時)です。
KENDA(ケンダ)
KENDAは1962年に設立された台湾のタイヤメーカーです。
台湾だけではなく、中国、ベトナムやインドネシアに工場を持ち、アメリカやヨーロッパにもオフィスを持っています。
自動車用のタイヤだけではなく、オートバイや自転車用のタイヤも製造しています。
日本だとホンダの一部のバイクに新車純正採用の実績があります。
モータースポーツでの活躍
ケンダのタイヤは特にドリフトでは評判の高いタイヤとしてドリフト競技では知名度が高いです。
日本でのモータースポーツでの評判も高くFORMULA DRIFT JAPANのオフィシャルスポンサーをつとめており、KAISER KR20AはFORMULA DRIFT JAPANの認証タイヤです。
また、D1グランプリでUP GARAGE SILVIA S15がKR20A KAISERを装着して参戦していた実績もあります。
日本のオートバイにも純正採用されている
車だけではなく、オートバイのタイヤとして純正採用されているメーカーや車種もあり評判の高さが伺えます。
評判の高いKENDAのタイヤ
評判の高いKENDAのタイヤはKAISER KR20です。
KENDA KAISER KR20
225-45-18今まで履いたアジアンタイヤではケンダが一番いいですね😊#履いてるタイヤを晒せ pic.twitter.com/eShWEhP9tm
— ろびぃ~🐗@飯テロ野郎 (@CP9Ahetarenori) April 18, 2020
スポーツタイヤの中ではコスパが高いという評判が多かったです。またタイヤパターンがカッコいいという意見も有りました。
スタッドレスタイヤの評判
現在KENDAでは一般的なKR36と軽トラック・バン用のWR01というスタッドレスタイヤを発売しています。
この2つのタイヤは日本の雪道およびアイスバーンを研究して開発された商品です。
FEDERAL(フェデラル)
ブリヂストンやダンロップとの技術協力が行われていたので、日本とも関係の深いメーカーです。現在は技術協力は有りませんが、ダンロップから技術的能力とノウハウを提供されているので、性能の面は安心できると言えます。
MAXXISやNANKANGと比較すると売上ランキングが低い為、知名度が低いです。しかし、世界各国でモータースポーツに力を入れている為、知っている方も多いでしょう。
日本ではD-1グランプリやフォーミュラーDなどの公式スポンサーやスカラシップ制度を行ったことにより、ドリフト業界やユーザーからは高い評価を得ています。
ちなみにヒーロータイヤもFEDERALのセカンドブランドです。
製造国
FEDERALの製造国は台湾です。
オートバックスでも台湾タイヤメーカーの商品を販売している
近年ではインターネット通販以外にもオートバックスなどのカー用品店でも台湾のタイヤを購入できるようになってきました。
アジアンタイヤを購入したいけれどもネット通販でタイヤを購入するのは不安という方はオートバックスなどでの購入をおすすめします。その際は台湾メーカー以外のタイヤと比較して購入することをおすすめします。
正新(チェンシン)ゴム工業(MAXXIS,CST)
正新ゴム工業は台湾でも歴史のあるタイヤメーカーでMAXXISやCSTなどのブランドがあります。
正新ゴム工業は世界的も有名なタイヤメーカーで、2020年の世界タイヤ売上ランキングは10位です。日本の自動車メーカーだけではなく、海外の自動車メーカーでも新車純正採用されているタイヤとして評判が高いです。
日本ではナンカンやKENDAより知名度が低いタイヤメーカーですが、オートバックスで販売していることも有って装着している方もいると思います。
現在オートバックスで購入できる正新ゴム工業のタイヤはCSTのMARQUIS MR61 MEDALLION MD-A1 Victra Sport VS5 SAHARA900です。
オートバックスで購入できるCSTタイヤの評判については↓
正新(チェンシン)ゴム工業のユーザーからの評判については↓
CSTマーキス。オートバックス最安値タイヤ。気に入ってるのは値段です。CSTのタイヤって二輪の方が有名な気がする普通に使えるやろ。155/65r13で4本工賃込みで¥17,136円なり。やすぅい。 pic.twitter.com/Q8pcRpwoWn
— MATTA@チームひややっこ団員 (@oMATTAo) October 31, 2020
まとめ
アジアンタイヤとしては韓国や中国のタイヤメーカーの商品が日本ではより多く知られていました。
台湾のメーカーのタイヤも中国などのタイヤメーカーと同じく、上記で紹介したタイヤのように評判もよく価格も国産メーカーのタイヤと比較して安く購入できる商品も多いです。
是非信頼できるインターネット通販サイトなどで価格や評価を比較して購入することをおすすめします。