韓国のタイヤって品質が悪そうで心配
最近ではオートバックスやイエローハットなどでもよく見かけるようになってきた韓国のタイヤメーカーですが、ブリヂストンなどの日本国産のタイヤと比較して価格が安いせいか品質が悪いのではないかと思っているかたも多いと思います。
その為、価格が高くても韓国製のタイヤを購入せずに日本国産のタイヤメーカーのものを購入する方が多いですが、実際に品質は悪いのでしょうか。
韓国のタイヤは世界的に高い評価を得ている
韓国のタイヤは韓国国内だけではなく、世界の自動車メーカーやユーザーから高い評価を得ています。
ハンコックタイヤ
ハンコックタイヤは韓国最大のタイヤメーカーです。アジアでもブリヂストン、住友ゴムと続いて3位です。2017年と2018年のタイヤメーカー売上高ランキングは世界で7位なので日本の横浜ゴム(8位)やトーヨータイヤ(12→11位)と比較しても高い順位です。
世界の自動車メーカーからの高い評価
2013年にハンコックタイヤがメルセデスベンツの最高峰のセダンであるSクラスに純正採用されたということで話題となりました。それ以前にはBMWやアウディの車にも純正採用されていたのでドイツの3大メーカーは全て純正採用の実績があります。
2017年にもメルセデスベンツGLCにも採用され話題となっていました。
最近ではトヨタのプロボックスにもVantra LTが採用されています。
レースでも高い評価
ハンコックのタイヤはDTMで2011年から独占供給契約をしています。DTMとはドイツの自動車レースで、市販車をベースとしている非常に人気の高いカテゴリーです。
また、2023年までタイヤの独占供給が決定しています。
ハンコックタイヤの評判
ハンコックのタイヤ買って会社の先輩になんでタイヤケチるん言われたけどハンコックは普通にいいタイヤだし自分が履いた事もないのに韓国はダメだの文句ばっか言うのは違うと思うんだけどなー。
— しろ (@sylvester_mk7) May 30, 2020
ハンコックのタイヤは価格が安くても静粛性が高いという口コミや燃費性能やハンドリング性能も高いという口コミも多く見受けられました。
中には国産タイヤ1本の値段でハンコックタイヤ4本を購入できて非常にコストパフォーマンスが高いという評価も有りました。
KUMHO(クムホ)
クムホは韓国で2番目のタイヤメーカーです。2018年のタイヤメーカー売上高ランキングは16位です。
自動車メーカーからの評価
ハンコックタイヤと同じくクムホのタイヤは近年高い評価を得ており、2020年にはaudiQ5にRUGEN Premium KL33が新車純正採用されています。2019年にはメルセデス・ベンツの高級車であるGクラスにSOLUS KL21が新車純正採用されており、メーカーからの高い評価が伺えます。
また、2020年にはMajesty 9とWINTERCRAFT Wi51がドイツでiFデザイン賞を受賞しています。
ネクセンタイヤ
ネクセンタイヤは韓国で第3位の自動車メーカーです。ヨーロッパやアメリカではROADSTONEのブランドで知られています。近年売り上げを伸ばしてきており、2019年には過去最高の2兆ウォンの売上をあげています。
自動車メーカーからの評価
2020年にはフォルクスワーゲンのパサート(アメリカ向け)にN’FERA AU7に採用されています。2017年には日本向けのポルシェカイエンに新車純正採用されて話題となりました。
それ以外にも世界で17の自動車メーカーからネクセンのタイヤが新車純正採用されています。
韓国以外にもアジアンタイヤメーカーの品質が向上している
韓国のタイヤメーカーは近年品質が向上しており、国内だけではなく世界的に高い評価を得ています。
日本でもそのコストパフォーマンスの高さからカー用品店でも販売している店舗が増えてきており、インターネットでも安心できる通販サイトが増えてきているので興味のある方は是非購入して使用してみることをお勧めします。
日本国産に拘るならオリジナルブランドのタイヤがお勧め
どうしても海外製のタイヤではなく、国産タイヤで安いタイヤを購入したいという方にはオートバックスなどで販売しているオリジナルブランドのタイヤをお勧めします。韓国産のタイヤも非常に性能が高いので心配は無用だと思いますが、人それぞれの考え方なので・・・。
一般的な国産タイヤメーカーよりも価格が安いにも拘らず、日本で有名なタイヤメーカーが製造しているので国産タイヤを購入したい方にお勧めです。
また、オリジナルブランドのタイヤもよくわからないので心配だという方にはブリヂストンのネクストリーなどのタイヤをお勧めします。ネクストリーはタイヤフッドで購入でき、評価も非常に高いです。