低燃費タイヤはただ単純に他のタイヤと比較して燃費が良いというわけではなく、JATMAが規定した、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能がそれぞれの性能を上回っている製品のみが低燃費タイヤと呼ばれます。
低燃費タイヤはタイヤの転がり抵抗を低減させることによって燃費を向上させています。また、転がり抵抗は低いですが、高度な技術力によってウェットグリップ性能の高さも両立させています。
また、低燃費タイヤは燃費が良いだけではなく、環境に優しい素材やリサイクルされた素材を使用するなどエコにもこだわった商品も多くあります。
目次
お勧めの低燃費タイヤ
ブリヂストン NEXTRY
NEXTRYはブリヂストンの低燃費スタンダートタイヤです。低燃費タイヤのエントリーモデルでありながら転がり抵抗係数:A、ウェットグリップ性能:c(一部のタイヤサイズ除く)を取得しています。
また、低燃費性能だけではなく、ウェット性能・ドライ性能・乗り心地の性能も高いタイヤです。タイヤサイズも145/80R13 75Sから225/45R18 95W XLまで幅広くラインナップされているのでN-BOXなどの軽自動車から、アルファードなどのミニバンなど、幅広く対応しています。
NEXTRYの評判・評価
低燃費タイヤとして非常に評判が高く、NEXTRY 155/65R14 75Sはアマゾンのベストセラーの1位になっています。アマゾンから購入すると一緒に持込取付の予約をすることが出来て、取付店舗にタイヤを直送することが出来るので非常に便利です。
アマゾンの評価は400件以上あり5点中4.6点と評価も非常に高いです。
NEXTRYは国産低燃費タイヤが初めての方にも価格が比較的安いのでお勧めです。
NEXTRYのデメリット
NEXTRYはブリジストンの低燃費タイヤとしてコストパフォーマンスや評判も非常に高いですが、デメリットがあります。
それは日本、台湾、ベトナム、タイなどで製造されているので、必ずしも日本国産のタイヤを購入できるとは限りません。
日本国産のタイヤを購入したい人にとってはデメリットとなってしまいます。
ただ、ブリジストンで販売されている商品なので品質については海外製でも心配する必要はないでしょう。
ヨコハマ ブルーアース RV02
ヨコハマタイヤから販売されている、ミニバンやSUV専用の低燃費タイヤがブルーアースRV02です。
ブルーアースエースなど一般的な低燃費タイヤと比較して、車高が高くて車重が重い車種に特化されているタイヤです。具体的な性能として、高重心に伴うふらつきやタイヤの辺摩耗を防止しています。
また、ミニバンやSUVは車重が重い為、燃費が悪くなりがちです。その為、低燃費タイヤは非常に魅力的です。
特に家族や友人を乗せて長距離のドライブや旅行に多くいく方やこれから行きたいと思っているミニバンやSUVユーザーには非常にお勧めです。
ブルーアースRV02の評判・口コミ
詳しい評判や口コミに関しては下のページで説明しています。評判や口コミ評価は非常に高いということがわかるかと思います。
ヨコハマの低燃費タイヤ、ブルーアースRV-02の評判・評価は高いのか
ダンロップ ENASAVE EC204
ダンロップから販売されているスタンダード低燃費タイヤがENASAVE EC204です。転がり抵抗性能は:AA、ウェット性能は:cを取得しています。
耐摩耗・耐偏摩耗性能が高い。即ち、長持ちするタイヤの為、コストパフォーマンスが良いと評判が高いです。
結局どの低燃費タイヤの評価が一番高い?
インターネット通販サイト、タイヤフッドのユーザー総合評価だとブリジストンNEXTRYが5点満点中4.21、ヨコハマブルーアースRV02が4.38、ダンロップENASAVE EC204が4.25といずれも評価が高いので自分の目的に合ったタイヤを購入すると良いでしょう。
価格をあまり気にしなく、SUVやミニバンに乗っている方であれば【TIREHOOD】のタイヤフッドアワード2019でベストタイヤ賞を受賞したヨコハマブルーアースRV02をお勧めします。
低燃費タイヤの価格の比較
タイヤサイズ205/60R16(ヴォクシー、ノア、エスティマなど)での比較。価格は調査時の価格で比較。
メーカー | ブランド名 | 価格(1本) | 備考 |
ブリヂストン | NEXTRY | 13813円 | |
ヨコハマ | ブルーアースRV02 | 11605円 | |
ダンロップ | ENASAVE EC204 | 12474円 |
グレードによりタイヤサイズが異なる場合があるので自分の乗っている車のタイヤサイズを確認してください。
ブルーアースRV02とNEXTRYの価格差は一本で約2千円、四本で8千円の価格差になります。
低燃費タイヤ以外だとアジアンタイヤもお勧め
低燃費タイヤはエコで燃費が良い為、ドライブや仕事などで長距離を走る方に非常に魅力的です。
但し、一般的なスタンダートタイヤと比較して価格が少し高くなってしまうのがデメリットです。
そこでお勧めしたいのがアジアンタイヤです。アジアンタイヤであれば国産のタイヤと比較して半額以下で購入できる商品もあるので非常にお勧めです。
特に走行距離が短い人にとっては低燃費タイヤを購入しても、燃費向上によるガソリン代の価格差で損をしてしまう可能性があります。
アジアンタイヤでも低燃費のタイヤも販売されてきていますし、価格も安いですが、近年では国産タイヤと比較しても性能が変わらないタイヤも多くあります。
お勧めのアジアンタイヤ購入サイトはオートウェイです。アジアンタイヤとオートウェイについては以下のページを参照お願いします。
アジアンタイヤにもエコタイヤの取り扱いがある
日本では低燃費タイヤのラベリングは取得していませんが、アジアンタイヤにもエコタイヤを販売されています。ナンカン ECO-2 +(Plus)やネクセン N blue HD Plusが比較的有名でかつ評判も高いです。
アジアンタイヤとの価格差
タイヤサイズ:195/65R15(プリウスDAA-ZVW30など)で比較すると、
ナンカン ECO-2 +(Plus)はオートウェイで6140円に対して、ブルーアースRV02はタイヤフッドで9735円ですので、1本あたり3500円以上の価格差です。一台分4本になると約14000円の価格差になります。
また、autowayではエコタイヤではありませんが、ナンカンのAS-1等非常に評価が高いタイヤも販売されています。
使用頻度や距離などによって安いスタンダードタイヤかエコタイヤ、若しくはアジアンタイヤ何れかを選択すれば良いでしょう。