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ニットーとはどこの国のタイヤ
ニットーはあまり聞いたことが無い人も多いとは思いますが、トーヨータイヤのブランドです。主に日本以外で販売されており、海外向けのブランドとして販売されています。
日本でも店舗では取扱店は少ないですが、インターネット通販等で購入することが出来ます。
海外ではメジャーで特にアメリカではハイスペックなタイヤとして、スポーツカーやSUV用のタイヤにおいては高い評価を得ています。
性能が高いことで評価も高く、アメリカのコンシューマー・レポートのタイヤ・オールテレーン部門で1位を獲得しています。オールテレーンタイヤというのは特にクロスカントリーの4WD車やSUVに装着されるタイヤで、ぬかるみなどのオフロードや、積雪路面も走行可能な万能なタイヤです。
ニットーの生産・製造はどこの国なのか
ニットーのタイヤの製造国は公式のWEBページでは公開されていませんが、タイヤ通販のオートウェイで取り扱っているニットーのタイヤは全て日本製になっています。
レースでも高い評判と実績
ニットーのタイヤはゼロヨン(ドラッグレース)では知らない人が居ないほど高い人気を得ていました。現在でも日本では正式には販売されてはいませんが、NT05RやNT555Rというドラッグレース専用のタイヤを販売しています。
また、アメリカで人気が高いフォーミュラードリフトへの参戦経験もあります。
お勧めのニットータイヤ
NT555G2
NT555の後継タイヤとして販売されました。高剛性ショルダーブロックやタイヤの溝を最適化することによって静粛性や乗り心地を下げずにドライとウェットのグリップ性能と操縦安定性能を上げているモデルです。
一番の特徴がサーキットでも安定して走ることが出来る高いグリップ性能で、スポーツカーやハイパワーセダンにお勧めのタイヤです。
評価
NT555G2のインターネット通販サイトであるオートウェイでの総合評価は5点満点中4.65点(調査時)です。
INVO
タイヤの内側と外側で全く異なる独特なタイヤパターンを採用することによって高い静粛性と乗り心地を確保しつつ、高いグリップ性能を確保しています。特にハイスペックなインポートカーやスポーツセダンにお勧めのタイヤです。
NT830と比較して18インチ以上のタイヤラインナップが多いので大排気量の車にはうれしいタイヤです。
評価
INVOのオートウェイでの総合評価は5点満点中4.66点です。
NT830
スポーティーなタイヤが多いニットーには珍しい?プレミアムコンフォートをコンセプトとして、最新のタイヤ技術を駆使して静粛性と乗り心地を重視したハイパフォーマンスのタイヤです。快適性を重視しつつ、車重の重いセダンでもコーナーリング性能も犠牲にしていません。タイヤノイズにもこだわっていて、人間の不快と感じる音を可能な限り低減しています。
また、INVOと比較して17インチと18インチのサイズラインナップが多いのが特徴です。
NT421Q
乗り心地が悪く、ノイズが多いイメージのあるSUV用のタイヤですが、NT421Qは静粛性、乗り心地を高めたタイヤです。低燃費性能にも拘っていて、全てのタイヤサイズで低燃費タイヤのラベリングを取得しています。転がり抵抗性能:A ウェットグリップ性能:b
車重が重く燃費が悪い傾向にある4WDやSUV車で燃費が良いタイヤは非常にありがたいです。
アジアンスポーツタイヤとの比較
ニットーのタイヤとアジアンタイヤではどれくらいの価格差があるのでしょうか
アジアンスポーツタイヤとの価格差をトヨタ86(DBA-ZN6)のタイヤサイズ215/45R17で比較
価格と評価は調査時のオートウェイでのもの
ブランド | タイヤ名 | 価格
(1本あたり 税込) |
総合評価
(5点満点中) |
備考 |
ニットー(NITTO) | NT555G2 | 11,840円 | 4.65点 | |
ナンカン(NANKANG) | NS-20 | 7,650円 | 4.38点 | |
ATRradial(エーティーアールラジアル) | ATR SPORT2 | – | 3.97 | |
BRIDGESTONE | POTENZA
RE004 |
20,630円 | 4.32点 | |
MOMO |
TOPRUN
M-300 |
7,740円 | 4.63点 |
※調査時の最安値価格
国産タイヤに拘っている方はNT555G2はPOTENZA RE004と比較しても半額近く安いのでお勧めできるといえます。
国産タイヤではなく、とにかく安くて性能の高いスポーツタイヤが欲しいという人にはATR SPORTやATR SPORT2をお勧めします。
追記:現在ATR RADIALブランドのタイヤの製造が終了してしまった為、価格が安いプレミアムタイヤを購入したいという方はMOMO TOPRUN M-300やNANKANG NS-20が評価も悪くないため、おすすめです。
アジアンタイヤは性能が悪そうで心配という方もいるかと思いますが、最近では日本国産のタイヤと比較しても遜色ないくらいに性能が上がっています。特にオートウェイではナンカンとATRradialのタイヤが人気と評判が高いです。
街乗り向けSUVタイヤの価格の比較
タイヤサイズ225/60R18で比較
ブランド | タイヤ名 | 価格 |
TOYO(トーヨー) | OPEN COUNTRY U/T | 18,150円 |
ニットー(NITTO) | NT421Q | 15,290円 |
SUV用舗装路向けタイヤだと若干NT421Qが安いという結果になりました。
また、OPEN COUNTRY U/Tは低燃費タイヤではありませんので、高い低燃費性能やウェットグリップ性能を求める方にはTOYOTIRE PROXES CL1SUVなどをおすすめします。
【2021年度】おすすめSUV専用スタッドレスタイヤ【違い】
ニットーのタイヤのデメリット
ニットーはトーヨータイヤをはじめ他の日本国産のタイヤと比較すると販売店が少ないのがデメリットです。
また、ラインナップがスポーツ用のタイヤとSUV用のタイヤに特化している為、エコやコンパクトカーのタイヤのラインナップが少ないこともデメリットです。
スタッドレスタイヤの取り扱いはある?
現在ニットーブランドではスタッドレスタイヤのラインナップはありません。スタッドレスタイヤで安くて性能が高い(コスパ)が高い、ナンカンのAW-1をお勧めします。