カーシェアリングとは何?レンタカーと比較して料金や使用方法の違いは?

カーシェアリングとは何?レンタカーとは何が違う?

車を持っていないけど、たまに車を使用したい。普段コンパクトカーを乗っていて、仕事やレジャー等でたまに大きな車を使用したい。大きな買い物をするときだけ車を使いたいなど、カーシェアリングを検討している方は多くいらっしゃるかと思います。

ただ、カーシェアリングに興味を持っているけれども実際に評判はどうなんだろう。他社との違いはどのような点があるのか気になる方や、そもそもカーシェアリングは普通のレンタカーと比較して何が違うのかがわからない方も多くいらっしゃると思いますのでカーシェアリングについて説明したいと思います。

カーシェアリングとレンタカーの違いやメリット

カーシェアリングはレンタカーと比較して以下のような違いやメリットがあります。

24時間365日いつでも使用できる

カーシェアリングは一度登録してしまうと乗る前や後にわざわざ書類に記載したり、説明を受けたりする必要がありませんので、予約したらすぐに借りることが可能です。

また、車を借りる際には有人で手続きが不要の為、他の人に車を借りられていなければ、夜中でもいつでも借りられることが可能です。

ガソリン代が込みの金額である

カーシェアリングはガソリン代が込みの金額ですので、出費金額の予測が立てやすいというのがメリットです。

レンタカーは車を借りる料金以外にも、ガソリンを満タンにして返却しなくてはならないために、料金が上乗せされてしまいます。また、ガソリンスタンドに寄って給油してから返却しなくてはいけないという手間がかかります。

但し、カーシェア業者の料金パックによっては距離料金がかかる場合があります。

短時間の料金が安い

レンタカーが3時間や6時間以内が最低料金であるのに対して、カーシェアリングは10分や15分単位で使用できのがメリットです。

買い物に行くときだけ車を使いたい方や、子供の送り迎えに短時間車を使いたい方にはコストを抑えられるので非常に便利です。

割増料金が無い

レンタカー業者の多くが北海道夏季料金やハイシーズン料金が適用される為、対象の時期や地域では料金が高くなってしまいますが、カーシェアリングにはそのようなことはありません。

キャンセル料金

多くのレンタカー事業者で当日のキャンセルは基本料金の50%くらいの料金がかかるのに対して、殆どのカーシェアリング業者でキャンセルは1分前まで無料でキャンセルが可能な為、急な予定変更に対しても柔軟に対応できます。

以上がカーシェアリングを利用するメリットです。短時間で気軽に利用できるのがカーシェアリングのメリットといえます。

延長が簡単

次の予約が入っていない場合はカーナビから簡単に延長手続きをすることが可能なのでわざわざ、コールセンターなどに連絡する必要がありません。

カーシェアリングのデメリット

最低料金が安く、手続きも簡単で気軽に借りられるカーシェアリングですが、以下のようなデメリットもあります。

田舎ではまだ普及していない

レンタカー業者の多くが、駅や港の殆どに店舗がありますが、田舎などの地方ではまだまだカーシェアを利用できる場所が多くないのが現状です。

基本料金がかかる

カーシェアリングを利用するのは毎月基本料金がかかります。例えばタイムズカーシェアでは個人プランで880円、カレコの個人向けベーシックプランでは980円かかります。

但し、2社とも基本料金と同額の無料利用料金が付くので実質無料で利用できます。

また、カード発行手数料が必要な場合がありますので、カード発行手数料無料キャンペーンの時に入会することをおすすめします。

長時間の使用はレンタカーより割高

数日間利用する場合はカーシェアはレンタカーと比較すると割高になってしまいます。詳しい料金については下記で説明します。

そもそも長期間のレンタルには対応していない業者が殆どです。タイムズカーシェアでは72時間の利用はすることが出来ません。

レンタカーとカーシェアリングはどっちが安いか比較

レンタカーとカーシェアリングはどちらが安くてお得なのでしょうか。タイムズカーシェアとタイムズレンタカーで計算してみたいと思います。時期や時間、走行距離などによって料金が異なる場合があるので注意ください。

以下はベーシックなコンパクトカー(ベーシック、C1クラス)で比較しています。また、ガソリン代は130円/L、燃費15km/Lで計算しています。

3時間使用、走行距離50kmの場合

サービス名 料金 ガソリン代 合計
タイムズカーシェア 2,640円 0円 2,640円
タイムズカーレンタル(通常料金) 5,390円 約433円 5,823円
↑(会員料金) 4,312円 4,745円

タイムズクラブ会員だとWEB予約が20%割引になります。また、タイムズカーレンタルは3時間までの料金が無いので、6時間までの料金となります。

カーシェアとレンタカーだと二千円以上の価格差になるのでいかに短時間のカーシェアが安いということがわかるかと思います。

因みにタイムズカーシェアは1時間の使用だと880円、2時間だと1,760円なのでカーレンタルの価格差がさらに広がります。

6時間以内(5時間59分)使用、走行距離100kmの場合

サービス名 料金 ガソリン代 合計
タイムズカーシェア 4,290円 4,290
タイムズカーレンタル(通常料金) 5,390円 約867円 約6,257円
↑(会員料金) 4,312円 約5,179円

カーシェアリングの方か千円程安い計算になります。

24時間以内(23時間59分)使用、走行距離200kmの場合

サービス名 料金 ガソリン代 合計
タイムズカーシェア 8,690円 1,600円(距離料金) 10,290円
タイムズカーレンタル(通常料金) 7,700円 約1,733円 約9,433円
↑(会員料金) 6,160円 約7,893円

タイムズカーシェアの場合、6時間以上使用した場合は距離料金が16円/kmかかります。

24時間使用した場合はレンタカーの会員料金が2千円程安くなります。

やはり短時間の使用であればカーシェアが圧倒的に料金が安いということがわかります。

おすすめのカーシェアリング業者

タイムズカーシェア

カーシェアリング業者で断トツで借りられる場所(ステーション)数や車両台数が多いのがタイムズカーシェアです。設置場所は全国で1万か所を超え、会員数は110万人を超えます。

これは業界で過半数のシェアとなるので圧倒的な数字といえます。

その為、自宅近くのタイムズの駐車場にカーシェア用の車が用意されていることが多いと思いますので気軽に借りることが出来ます。

また、タイムズクラブの会員になっているとタイムズレンタカーの基本料金が20%割引になったり、タイムズカーシェアの利用に応じてタイムズポイントがたまります。

カレコ

三井のリパークでおなじみの三井不動産リアルティが運営するカーシェアサービスです。タイムズカーシェアと比較すると6時間パックで4,080円と200円程安いのが魅力です。

ただ、カレコはタイムズカーシェアと違って首都圏を中心としたサービスなのでそれ以外の地域に住んでいる方は利用する機会がほとんどないかと思います。

カーシェアリングは乗り捨ては可能なのか

カーシェアリングの殆どは乗り捨てすることが不可能です。

タイムズではTimes CAR SHARE × Ha:moというサービスがあり、1人乗りの超小型モビリティを利用することが出来ます。都内7区の専用ステーションでしか利用できませんが、出発地と目的地を別々にする。いわゆる乗り捨てが可能です。

まとめ

車を維持するということは車両を購入するお金だけではなく、駐車場の料金、任意保険、車検等様々なお金がかかります。

週末にか車を使用しない方や短時間しか使用しない方にはカーシェアリングが非常にお勧めです。

また、一泊以上で旅行に行きたいなど長い時間車を使いたい場合はレンタカーを使うなど、用途によってカーシェアリングとレンタカーを使い分けることによってさらに料金を節約することが可能です。

因みにタイムズカーシェアに入会するとタイムズクラブにも自動的に入会になりますので、レンタカーの利用料金も割引になります。