ピレリアイスゼロアシンメトリコ徹底レビュー｜国産スタッドレスとの性能・価格比較と選び方ガイド

「海外メーカーのスタッドレスって本当に日本の冬道で使えるの？」そんな疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、イタリアの名門タイヤメーカー・ピレリが日本市場向けに開発したアイスゼロアシンメトリコ（ICE ZERO ASIMMETRICO）について、実際のユーザー評価から技術的特徴、国産タイヤとの詳細比較まで徹底解説します。

ピレリのスタッドレスタイヤアイスゼロアシンメトリコの評価

アイスゼロアシンメトリコインターネット通販サイトのタイヤフッドでの総合評価は5点満点中4.28点です。

ピレリのメーカーとしての評価については以下の記事で解説しています。

評価が高い理由

日本の冬道に特化した設計：一般的な欧州向けスタッドレスとは異なり、日本の氷雪路面を想定して開発
コストパフォーマンスの高さ：国産プレミアムモデルの約半額で購入可能

ユーザーからの評価やレビュー

実際にアイスゼロアシンメトリコを使用しているユーザーからの評価やレビューとしては以下のようなものがありました。

ピレリアイスゼロアシンメトリコとWEDS RIZLEY DIの組み合わせ。
ホイールは純正リスペクトでブラックポリッシュで選びました。シンプルで好き。
タイヤはしっかりした乗り味と静粛性が素晴らしい。これで雪道もある程度OKならもう言うことない。
後日高速も走ってアレとともに詳細レビューします！ pic.twitter.com/9QQJ14c57W

— おで@ZR-V (@odedesuyo) December 1, 2023

自家塗装ホイールでインチダウンも目立たず。
アイスゼロアシンメトリコは、ドライもウェットも高速も余裕で走るし、雪道は滑り始めが分かりやすい。
自分の使い方とアテンザには、コスパ含めて最適。 pic.twitter.com/bpqMTEkYYm

— M.K (@soccercar_007) November 24, 2023

スタッドレス悩んでる方｢アイスゼロアシンメトリコ｣わりとオススメです。
アイスアシンメトリコに比べて雪道の安心感凄いしスピードレンジが210キロとかなのでドライの高速道路とかでも安心です😊 pic.twitter.com/FBKjXm08c7

— ぴも (@tu2000m) October 11, 2023

・雪道でも安心でコントロールがしやすい
・コストパフォーマンスが高い
・乗り心地と静粛性は悪くない

アイスゼロアシンメトリコの性能

ピレリアイスゼロアシンメトリコは日本の厳しい環境に向けて特別に開発されたスタッドレスタイヤです。

北海道や東北の方にも安心

アイスゼロアシンメトリコはアイスアシンメトリコプラスと比較して、氷上のトラクション性能やブレーキング性能が向上しています。ですので、氷上性能を重視する北海道や東北の方にも比較的おすすめできる海外メーカーのスタッドレスタイヤではないでしょうか。

新3Dサイプの採用

新3Dサイプと2Dサイプを併用することによってタイヤの接地圧を向上し、剛性を高めグリップ性能を向上させています。

新リキッドポリマーの採用

新配合のコンパウンドを採用することにより、低温時のトレッドコンパウンドの柔軟性が向上しています。このことにより氷上やウェット路面での性能が向上しているだけではなく、タイヤ寿命末期まで性能を維持します。

低ボイドレシオ

タイヤと路面の接地面積が増加することによって氷上でのグリップ性能が向上しています。

スクエアブロックの採用

ショルダー部の最適化デザインとスクエアブロックの相乗効果によって効果的な接地面を実現し、アイス性能が向上しています。

ダブル・サイドトゥサイド・グルーブ

路面の接地圧を最適化することにより雪道及びウェットでの性能が向上しています。

ピレリアイスゼロアシンメトリコのメリットとデメリット

メリットとしては国内メーカーのスタッドレスタイヤと比較して価格が安く、氷上性能も優れているということです。また、インターネット通販以外にもオートバックス等のカー用品店でも購入することが可能です。

デメリットとしてはタイヤサイズが15インチから20インチの為、13インチや14インチが標準である軽自動車などには装着できないという点です。

ピレリアイスゼロアシンメトリコと他のスタッドレスタイヤとの価格と評価の比較

比較条件

タイヤサイズ：205/60R16
価格：1本あたり税込価格（2025年調査時点）
評価：TIREHOOD掲載の総合評価（5点満点）

メーカー	ブランド	一本価格 (税込)	総合評価 (5点満点)
KUMHO（クムホ）	WINTERCRAFT WI61	9,680円	4.05
Continental（コンチネンタル）	NorthContact NC7	16,830円	4.45
PIRELLI（ピレリ）	ICE ZERO ASIMMETRICO	15,180円	4.25
BRIDGESTONE（ブリヂストン）	BLIZZAK WZ-1	34,100円	3.3(※評価件数1件)
TOYOTIRE（トーヨータイヤ）	OBSERVE GIZ3	20,460円	4.33
BRIDGESTONE（ブリヂストン）	BLIZZAK VRX2	23,760円	4.46
TOYOTIRE（トーヨータイヤ）	OBSERVE GIZ2	17,160円	4.26
BRIDGESTONE（ブリヂストン）	BLIZZAK VRX3	31,240円	4.41
TOYOTIRE（トーヨータイヤ）	WINTER TRANPATH TX	18,040円	4.19
DUNLOP（ダンロップ）	WINTER MAXX WM02	19,910円	4.23
MICHELIN（ミシュラン）	X-ICE SNOW	24,200円	4.54

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3やWZ-1との比較

国産プレミアムスタッドレスタイヤであるBRIDGESTONE BLIZZAK VRX3やYOKOHAMA
iceGUARD IG70と比較するとPIRELLI ICE ZERO ASIMMETRICOは半額以下で購入できることがメリットです。
ただし、この3商品の中ではiceGUARD IG70の総合評価が一番高いです。

また、2025年にはBLIZZAK WZ-1が発売になりました。まだ、評価件数が１件ですので点数が低いですが、VRX3の総合評価点が4.41ですので心配することはないでしょう。

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TOYOTIRE OBSERVE GIZ3との比較

海外タイヤやアジアンスタッドレスタイヤはなんとなく滑るのではないかと不安な方で価格が安いタイヤを購入したい方は、TOYOTIRE OBSERVE GIZ3がおすすめです。値段は上記タイヤサイズでICE ZERO ASIMMETRICOと比較すると約5,000円(1本あたり)高くなってしまいますが、日本メーカーのBLIZZAK VRX3やiceGUARD IG70より安いというのがメリットです。

さらに安い日本メーカーのタイヤが欲しい方はOBSERVE GIZ2も検討すると良いでしょう。

総合評価はOBSERVE GIZ3よりICE ZERO ASIMMETRICOの方が高いです。

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KUMHO WINTERCRAFT WI61との比較

国内メーカーにこだわらず、価格が安いアジアンタイヤを購入したい方はKUMHO WINTERCRAFT WI61を検討することをおすすめします。
価格はICE ZERO ASIMMETRICOと比較するとKUMHO WINTERCRAFT WI61の方が約5,000円(1本あたり)安いです。
しかし、WINTERCRAFT WI61の総合評価が4.05と他の日本メーカーのスタッドレスタイヤと比較して低い点が気になるところです。

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Continental NorthContact NC7との比較

値段が安い海外スタッドレスタイヤとしてはContinental NorthContact NC7もおすすめです。Continentalというメーカーを聞いた事がない方もいらっしゃると思いますが、ドイツのメーカーで2024年世界のタイヤメーカー売上高ランキングでは４位のメーカーですので安心と言えます。

価格はICE ZERO ASIMMETRICOと比較すると1,650円(1本あたり)高いですが、総合評価は4.45と日本メーカーと遜色なく高いです。

他にVikingContact 7というスタッドレスタイヤがあります。

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