フラットスポットが出来たタイヤは危険。今すぐ交換をお勧めします。

そもそもフラットスポットとは何?

フラットスポットという言葉はF1やドリフト走行が好きな方には耳にする言葉かもしれませんが、一般の方には余りなじみのない言葉かもしれません。

フラットスポットとはタイヤの溝がある面(トレッド)部分の一部が平らになってしまう現象を指します。

フラットスポットが出来てしまうと車に様々な影響を与えてしまいます。

フラットスポットができる要因

フラットスポットができる要因として以下のものが挙げられます。

タイヤのロック

旧制動(急ブレーキ)を行うことによって、タイヤがロックしてしまい、タイヤの一部分だけが削られてフラットスポットが出来てしまいます。

他にもドリフトでサイドブレーキを引いてリアタイヤをロックさせてしまうとフラットスポットができる要因となります。

最近の車ではABSが装着され、性能も高くなっているのでタイヤがロックしないと思われがちですが、路面などの状況によってはタイヤがロックしてしまう場合があります。

長期間の放置

車を長い間放置してしまうと、タイヤの一部分だけに負担がかかってしまいフラットスポットができる要因となります。

タイヤの製造年月が古くなくてもフラットスポットができる可能性は十分考えられます。

フラットスポットが出来た際の危険性

フラットスポットが出来たタイヤは車の走行に対して様々な悪影響を及ぼしてしまうので早めの対処をお勧めします。

なお、フラットスポットが出来た場合には以下のような危険性があります。

振動

タイヤの一部分だけが平らになってしまう為、その部分が路面に設置するたびに振動が伝わってしまいます。

車に乗っていてると振動や騒音が発生して不快なばかりか、振動によってサスペンションやショックなどにダメージを与えてしまい、最悪足回りとタイヤの脱落につながってしまう場合があります。

バースト

フラットスポットが出来てしまった場合、ひどい場合だとタイヤの溝の部分が無くなってしまい、ワイヤーが露出してしまうことがあります。その場合にはタイヤがパンクしてしまうばかりか、タイヤがバーストしてしまう危険性があります。

タイヤがバーストしてしまった場合には走行不可になってしまうばかりか、破裂の際に車の部品を吹き飛ばしてしまい、ほかの車にも2次被害を与える可能性があります。

何れも安全にかかわる部分が殆どなので早めの対処をお勧めします。

タイヤのロック

フラッっとスポットが出来てしまうとタイヤのバランスが崩れてしまい、強めのブレーキをかけた場合にロックし易くなってしまいます。

タイヤがロックしている時は車の制御が効かない状況なので非常に危険です。

フラットスポットが出来た場合の対処法

フラットスポットが出来てしまった場合には治す方法がありません。タイヤを放置したままでは直らないということです。

その為、タイヤ交換が必要です。(長時間車を放置していた場合のフラットスポットは空気圧を調整してからしばらく走行すると治る場合もあります。)

タイヤ交換に関しては車のバランスが崩れる恐れがあるので、出来ればフラットスポットが出来たタイヤだけではなく、出来れば全てのタイヤの交換をお勧めします。

フラットスポットを作らないための対策

フラットスポットを作らないようにするには以下の点に注意することが必要です。

空気圧の調整

空気圧が適切ではないとタイヤの性能を十分に発揮することが出来ません。旧制動の際にフラットスポットができやすくなるばかりではなく、燃費の悪化やバーストしてしまうこともありえます。空気圧は規定値より高くても低くてもいけません。

徐々に空気が減っていって気が付かない場合があるので月に一度はチェックするようにしましょう。タイヤ用のエアゲージは比較的安価に購入できるため、車の工具箱に入れておくといいでしょう。

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感想(52件)

適正な空気圧は運転席ドアの内側に記載されていることが多いです。

急のつく操作の禁止

旧制動をした場合にタイヤがロックしてしまい、その結果フラットスポットができてしまう可能性があるので、緊急時以外の旧制動・急ブレーキをするのは止めましょう。

まとめ

フラットスポットが万が一出来てしまった場合には速やかにタイヤを交換することをお勧めします。

しかし、タイヤが高いと交換するのにも躊躇してしまってなかなか交換に踏み切れない場合があります。そのような場合にはコストパフォーマンスに優れるアジアンタイヤをお勧めします。

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