最新ハイグリップタイヤの性能・コスパは?アジアンハイグリップは性能は悪いのか?

スポーツカー用のタイヤは高すぎる

一般的なラジアルタイヤと比べるとハイグリップタイヤは高価です。さらにサーキットを走ると待ち乗りに比べてタイヤがすぐに減ってしまいますので少しでも安くて性能の高い(コスパが高い)タイヤを使用したいところです。

ハイグリップラジアルタイヤのデメリット

性能が高くてスポーツカーやスーパーカーに標準で装着されているハイグリップラジアルタイヤですが、残念ながらデメリットもあります。

コストが高い

最初にも触れた通り、スポーツラジアルのタイヤは一般のラジアルタイヤに比べてコストが高いです。

タイヤの減りが早い

グリップ性能を追求するとどうしてもタイヤを柔らかくする必要があります。その為、タイヤの磨耗が早くなってしまう弱点があります。

ノイズが大きい

タイヤと路面の摩擦などにによって発生する音をロードノイズと言いますが、ハイグリップラジアルタイヤはトレッドパターンがグリップ性能を優先させているのでどうしてもノイズが大きくなってしまう傾向があります。

ハイグリップラジアルタイヤと廉価タイヤとの価格の比較

この2種類のタイヤで迷う人はおそらくいないと思いますが、値段がこれだけ違うので、いかにハイグリップラジアルタイヤが高いか理解できるでしょう。

マツダロードスター(DBA-ND5RC)純正サイズ195/50R16で比較

タイヤ名 参考価格(1本) 低燃費タイヤ
ブリヂストン NEXTRY \10,040 転がり抵抗係数:A ウェットグリップ性能:c
ブリヂストン POTENZA Adrenalin RE003 \13,100
ブリヂストン POTENZA RE-71R \15,100

低燃費ベーシックタイヤのNEXTRYとモータースポーツ好きであれば誰でも知っているRE-71の価格差は一本あたり約¥5,000円あります。値段比で約1.5倍といかに高価かわかると思います。

ハイグリップラジアルタイヤのメリット

ハイグリップラジアルタイヤの最大のメリットは、サーキットでのスポーツ走行をこなしつつ、公道や路面が濡れている場合(ウェット)でもある程度の性能が確保できるので、Sタイヤや、スリックタイヤのようにサーキットに行ったときに毎回履きかえるというデメリットがありません。

最新のハイグリップラジアルタイヤ

各タイヤメーカーより販売されており、メーカーやブランドによって特徴が若干違います。

DIREZZA ZⅢ

素直なハンドリングで急な滑り出しが無いのが特徴。そのため、コントロールがしやすいようです。熱ダレも少なくてサーキットを走行するのにも問題無さそうです。

フェデラル595RS-RR

海外製のタイヤではありますが、日本国内でのサーキットでも多くのテストを行っており、国産タイヤと比較しても安心感があります。スライドコントロールもしやすいようでドリフトにも使えそうです。

ゼスティノ 07R

コンパウンドが3種類(07R 07RR 07RS)選べるのが最大の特徴で、使用用途によって選べるのが最大のメリットです。特に07Rは他の2つのものと比べて高い磨耗性能を持つため、ストリート中心で、たまにサーキットを走りたい人にはお勧めできるタイヤです。

POTENZA RE-71R

価格は他のハイグリップタイヤと比べて、グリップ性能とバランスを誇るタイヤです。コントロール性能も高くお勧めできるタイヤですが、他のタイヤより高価なのがデメリットです。

ヴェンタス R-S4

コンパウンドが他のタイヤと比較して硬いため、滑り出しが唐突なのがデメリットですが、グリップダウンが少ないため、安定した走行が可能です。

他のデメリットとしては発売したばかりのせいか、取り扱い店舗が少ないので購入を検討している多くの人がインターネット通販で購入しなければならないということです。

トヨタ86(スバルBRZ)の純正タイヤサイズ:215/45R17で比較

メーカー名 タイヤ名 参考価格(1本あたり)
ブリジストン POTENZA RE-71R \21,400
ヨコハマ ADVAN NEOVA AD08R \17,500
ダンロップ DIREZZA ZⅢ \18,749
FEDERAL(フェデラル) 595RS-RR \11,300 口コミなし
ゼスティノ Gredge 07R \14,700
HANKOOK(ハンコック) ヴェンタス R-S4 \11,900

性能だけで購入をするのであればPOTENZA RE-71R一択ですが、595RS-RRやヴェンタス R-S4と価格を比較すると、倍以上の価格となってしまうのでコスパで言うと一歩譲ってしまいます。

R-S4の評価・口コミ

価格が安いハンコックのヴェンタス R-S4ですが、国産タイヤと比べても特別性能が悪いわけではなく、評判も上々です。

R-S4を安く購入できるのはフジコーポレーションです。

安いアジアンタイヤもお勧め

さらなるコストパフォーマンスを追及するのであれば、激安のアジアンタイヤをお勧めします。ハンコックのタイヤでも十分安いといえますが、さらに安いので検討の余地があるでしょう。

215/45R17サイズでの価格の比較

メーカー名 タイヤ名 参考価格(1本あたり) 評価(5段階)
HANKOOK(ハンコック) ヴェンタス R-S4 \11,900
NANKANG(ナンカン) NS-2 \4,600 4.1
NANKANG(ナンカン) NS-2R \7,340 3.7
ATRradial(エーティーアールラジアル) ATR SPORT2 \5,490 4.0

国産タイヤと性能と比べてアジアンタイヤの性能は悪い?

あまりにも価格が安すぎて性能が悪いのではないかと心配してしまうレベルですが、いずれのアジアンタイヤもユーザーの総合評価が5段階中4くらいと高いので、安心して使用することが出来ます。

評価が高く安いのはNS-2ですが、ヴェンタス R-S4と比べるとグリップ性能が劣ってしまいますので、ハイグリップタイヤを購入するのであればATR SPORT2をお勧めします。

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ナンカン、エーティーアールラジアルは日本ではまだメジャーとはいえませんが、アメリカやヨーロッパでは新車純正タイヤに採用されるなど、性能や評価が高いタイヤといえます。

購入はオートウェイが安くてお勧めです。