長距離のツーリングやスポーツ走行に人気のブリヂストンポテンザシリーズのタイヤですが、評価は他のメーカーとタイヤと比較してやはり高いのでしょうか。
また、価格や寿命などは他のタイヤとどれくらい違いが有るのでしょうか。
目次
ブリヂストン ポテンザの評価
自動車メーカーからの評価も高い
ブリヂストンのポテンザシリーズ自動車メーカーからの評価も高く、多くのスポーツカーを中心に標準装着されています。
有名なところでいうとトヨタのスープラがPOTENZA S001、レクサスのRCがPOTENZA S001LおよびRE050が採用されています。
日本国内だけではなく、海外メーカーからの評価も高く、BMWでは多くの車種で標準装着されており、例えばZ4(G29)や7シリーズ(G11/G12)だとPOTENZA S001を装着しています。
また、スポーツカーで知らない人はいないフェラーリでも488やポルトフィーノがPOTENZA S007が装着されていることからわかる通り、高い評価を得ていることがわかります。他にもポルシェ911(997)などここでは書ききれないほど多くのハイパフォーマンスカーに採用されています。
ユーザーからの評価
ユーザーからの評価としてはグリップ性能が非常に高いという口コミが多かったです。
販売されているポテンザのラインナップ
現在販売されているポテンザシリーズは車種や用途によっていくつかのモデルが販売されています。ここではとくに人気で評価の高いモデルを紹介します。
ポテンザAdrenalin RE004
ポテンザAdrenalin RE004はスポーツカーだけではなく、軽自動車・コンパクトカーからミニバンまで対応したタイヤです。
ポテンザAdrenalin RE004の性能として高いハンドリング性能をもちながら、エコ性能やウェット性能も高いタイヤです。
低燃費性能
スポーツタイヤでありながら低燃費性能の高いタイヤです。転がり抵抗係数:Bで、ウェットグリップ性能:bです。
転がり抵抗係数がBなので低燃費タイヤではありませんが、スポーツタイヤとしてこの性能は優秀と言えます。
ユーザーからの評価
富士を35分走ったアドレナリンRE004。そこそこグリップするけど削れるように減るわけでもなくタイヤカスも拾わない。てか減らない。セオリーから外れた操作にはスキール音とスライドで教えてくれる。 pic.twitter.com/pzy6VqfSfD
— のりすけおじさん (@norisuke_s) October 18, 2020
「POTENZA Adrenalin RE004」ニュータイヤぱない。
最初の交差点曲がったところから違う。曲がるし加速するし直進安定性もいい。アンダーステアで走っていたと痛感・・・。
ウェット性能もぱない。水溜まった轍がまるで怖くないし、峠道突っ込んでも曲がる曲がる。
足回りケチっちゃいけない。 pic.twitter.com/BKqGxdeERb— 菘猫×津金孝次 (@iSuzune) March 14, 2020
ポテンザAdrenalin RE004はグリップ性能はある程度高いが、耐摩耗性能も高いので寿命の長さも期待できそうです。
また、直進安定性能やコーナリング性能だけではなく、ロードノイズも静かで乗り心地も良いという評価も有るので、スポーツタイヤでも快適性を犠牲にしたくないユーザーにもおすすめです。
ポテンザAdrenalin RE004と他タイヤとの価格と評価の比較
タイヤサイズ:225/45R18で比較
価格と評価は調査時のタイヤフッドのもの
メーカー | タイヤ名 | 価格
(1本あたり 税込) |
評価
5点満点中 |
低燃費性能 |
BRIDGESTONE | POTENZA
Adrenalin RE004 |
26,400円 | 4.34点 | B/b |
DUNLOP | DIREZZA DZ102 | 20,240円 | 4.24点 | |
YOKOHAMA | ADVAN
FLEVA V701 |
27,390円 | A,B/a | |
GOODYEAR | EAGLE
REVSPEC RS-02 |
14,300円 | 4.17 | |
KUMHO | ECSTA PS71 | 10,120円 | 4.26 |
POTENZA Adrenalin RE004はタイヤフッドのユーザー総合評価で4.34点という高い評価を得ています。
国産タイヤとの比較
POTENZA Adrenalin RE004を検討している方はDUNLOPのDIREZZA DZ102と迷っている方が多いと思います。
タイヤフッドでのユーザー評価はRE004の方が上で低燃費性能が高いのが魅力的ですが、上記のタイヤサイズだとDIREZZA DZ102の方が1本あたりの価格が約6,000円安いです。
また、価格は若干高くなってしまいますが、ヨコハマのADVAN FLEVA V701はウェットグリップ性能がaでタイヤサイズによっては低燃費性能がAなので、雨の日でも高い性能を持ったスポーツタイヤを購入したい方にはADVAN FLEVA V701をオススメします。
海外タイヤとの比較
KUMHO ECSTA PS71はPOTENZA Adrenalin RE004より評価は若干低いですが、悪くない評価点です。価格は半額以下で購入できるので価格が安いスポーツタイヤを購入したい方は検討することをオススメします。
POTENZA RE-71S
POTENZA RE-71Sはサーキット走行で高いグリップ力を発揮するストリートラジアル最強を謳うタイヤです。
高いドライグリップ性能だけではなく、高い耐摩耗性を実現しており、RE-71Rと比較すると摩耗寿命比は5%向上しているので寿命が長くなったといえます。
低燃費性能
ハイグリップタイヤでありながら低燃費性能も高いです。転がり抵抗係数:C、ウェットグリップ性能:b
ユーザーからの評価
一皮剥けたポテンザRE71RSめちゃ食いつく気がする。大雨でもグリップしたし。でもこれめっちゃ減り早そうじゃね?
— tomoちゃん (@tomo510sss) March 22, 2021
POTENZA RE-71Sはドライだけではなく、ウェットのグリップ性能も高く安心できるタイヤという事でした。
性能が高いので寿命が短いのではないかと心配になっている方もいますが、上記の通り耐摩耗性は上がっているのでそこまで心配する必要はないでしょう。
もちろん、プレミアムタイヤやエコタイヤと比較してしまうと寿命は短いのは間違いないでしょう。
POTENZA RE-71Sと他ハイグリップスポーツタイヤの価格の比較
タイヤサイズ:225/45R18で価格を比較するとPOTENZA RE-71Sのインターネット通販での最安値は27,000円位です。
YOKOHAMAのADVAN NEOVA AD08Rが最安値で25,000円程度で販売されているので、発表年がPOTENZA RE-71Sは2020年で比較的新しい事、ブリヂストンのタイヤは高いと思っている方が多いということ考慮するとそこまで価格は高くない印象です。
POTENZA S007A
上記で軽く紹介した通り、フェラーリなどのスーパースポーツカーに装着されていたPOTENZA S007より更に進化したプレミアムスポーツタイヤです。
非常に高いドライグリップ性能とウェットグリップ性能を持ち、タイヤのブロックパターンを最適化することによってパターンノイズを低減させ、快適性能も確保しています。
低燃費性能
低燃費タイヤとしてのラベリングは転がり抵抗係数はBもしくはC、ウェットグリップ性能はbを取得しています。
ユーザーからの評価
実際にPOTENZA S007Aを装着しているユーザーからの評価としては
今日は片道100kmドライブに
ぶっちゃけガチ素人なのでよくわからないけど、雨中走行でのポテンザS007Aの安定感すごいな〜って感じ。 pic.twitter.com/pizcpliGIp
— ふーぽ (@nzfuga) March 25, 2021
みいcarの次のタイヤ、RE004にしようかなぁ
今はいてるS007aは高すぎ— さまな (@aum_mat0320) March 23, 2021
ウェットでも高い安定性があるという評価や、性能が高いが価格が高すぎるという評価もありました。
他のタイヤと価格と評価の比較
タイヤサイズ:215/45R18で比較
価格と評価は調査時のタイヤフッドのもの
メーカー | タイヤ名 | 価格
(1本あたり 税込) |
評価
5点満点中 |
低燃費性能 |
BRIDGESTONE | POTENZA S007A | 31,790円 | 4.85 | B,C/b |
↑ | Adrenalin RE004 | 26,730円 | 4.34 | B/b |
↑ | REGNO GR-XII | 34,980円 | 4.25 | A/b |
DUNLOP | SP-SPORT MAX050+ | 28,490円 | 3.90 | |
YOKOHAMA | ADVAN FLEVA V701 | 26,070円 | A/a |
POTENZA S007Aはタイヤフッドのユーザー総合評価で非常に高い点数を獲得しているのがわかります。
ユーザーからの口コミであった価格が高すぎるという意見ですが、確かに、Adrenalin RE004よりは高いですが、REGNO GR-XIIよりは安いという結果でした。(タイヤのコンセプトは違いますが)
POTENZA S001トヨタ86専用開発スペック
トヨタ86ユーザーの方に非常にオススメしたいのが、POTENZA S001のトヨタ86専用開発スペックです。
標準のPOTENZA S001からトヨタ86最適なスペックのコンパウンドに変更されています。にトレッドパターンを86の重量バランスを考慮して最適化されています。
ポテンザ S001RFT
ポテンザ S001RFTはランフラットタイヤです。ランフラットタイヤはパンクなどでタイヤの空気圧が0になっても時速80km/hで80kmの距離を走行することが可能です。
また、ランフラットタイヤはその構造上、乗り心地が悪くなってしまうのが最大のデメリットですが、ポテンザ S001RFTは新サイド補強ゴムなどの技術を用いることによってS001にも劣らない乗り心地レベルを実現しています。(S001の縦バネ指数が100に対してS001RFTは106)
アルミホイールも販売している
ブリヂストンからポテンザシリーズとしてスポーツタイヤだけではなく、アルミホイールも販売されています。
ブリヂストンのお店で販売されているアルミホイールとしてはProdriveというイメージが有るという方も多いと思いますが、正確に言うとブリヂストンリテールジャパン(BRJ)がイギリスのProdrive社よりライセンス契約を受けて販売している商品です。
購入の際は他のタイヤと比較して
ブリヂストンのポテンザシリーズは高いスポーツ性能をもつタイヤとして非常に評価が高いタイヤですが、価格が高いというユーザーも多く見受けられます。
その為、ポテンザの購入を検討している方はヨコハマタイヤのアドバンやダンロップのディレッツァなどを比較して購入することをオススメします。
また、海外メーカーにも評価が高いタイヤメーカーがあり、例えばミシュランのパイロットスポーツはスポーツカーだけではなく、セダンやSUVユーザーからも高い評価を得ていますので、価格とユーザーからの評価を比較して検討することをオススメします。
オススメのインターネット通販サイトはタイヤフッドです。タイヤフッドではユーザーの評価や価格などを比較して検討することが可能です。
タイヤフッドの評判や評価については以下のページで解説しています。
まとめ
ブリヂストンのタイヤは販売本数が多く、様々な種類のタイヤを販売しています。
ポテンザ以外にもプレミアムタイヤのレグノや、ベーシックタイヤで低燃費タイヤのネクストリーなども非常に高い評価を得ています。