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オールシーズンタイヤとは何?
オールシーズンタイヤとは乾いた路面やウェット路面だけでなく、圧雪・アイスバーン路面や、ぬかるみ路面等、路面状況を選ばすに走行できるタイヤです。
メリット
ノーマルタイヤやスタッドレスタイヤと比較すると、オールシーズンタイヤは次のようなメリットがあります。
高速道路の冬用タイヤ規制に対応
高速道路で雪が降ったり、雪が積もっている場合は、冬用タイヤ規制がかかってしまいます。そのような場合、夏用のラジアルタイヤではタイヤチェーンを装着しなければ走行することが出来ませんし、そもそも非常に危険です。しかし、オールシーズンタイヤだとタイヤチェーンを装着しなくても走行することが可能です。
急な降雪でも安心
夏用タイヤで走行している場合に雪が降ってきてしまった場合は、車を止めてチェーンを装着するか、スタッドレスタイヤに交換しなければなりません。その場合は非常に時間が掛かってしまいますし、雪が降っている中でタイヤ交換やチェーンを装着するのは、非常に寒くて大変な作業です。
また、車にタイヤチェーンやスタッドレスタイヤを積んでいない場合は走行できなくなってしまいますがオールシーズンタイヤであればそのようなことは有りません。
シーズン毎のタイヤ交換が不要
好きなホイール(ダイハツ純正のショボいアルミ)買ったらそれにオールシーズンタイヤ履かせて春夏秋冬使おう
タイヤ高いけどチェーンも買ったしオールシーズンタイヤの方が楽でええわ
— Nord (@244tony1) 2019年1月4日
オフロードも走行可能
殆どのオールシーズンタイヤはぬかるみ路面(泥濘路)の走行もラジアルタイヤより優れているM+Sを取得しています。
デメリット
オールシーズンタイヤはラジアルタイヤとスタッドレスタイヤのいいとこ取りのタイヤですが、ドライ・ウェット路面の性能ではラジアルタイヤに、圧雪・アイスバーンの性能ではスタッドレスタイヤにはかないません。
基本は急のつく操作は厳禁
オールシーズンタイヤはラジアルタイヤと比較すると、夏の乾いた路面や濡れた路面も快適に走れて、雪道も走れるといういいとこ取りのタイヤですが、圧雪・アイスバーン路面のトラクション・制動性能に関してはスタッドレスタイヤにはかないません。
寿命は短い?
寿命という点ではオールシーズンタイヤだからといって特別磨耗が早いということはありません。寿命や耐久性はラジアルタイヤと同程度と言われています。
タイヤが50%磨耗するとプラットフォームまで磨耗したということになりますので、これはスタッドレスタイヤとしての寿命で、雪道を走行するのは危険な状態です。もちろん冬用タイヤ規制の場所は走ってはいけません。
当然、ひび割れや傷が入っているタイヤは危険ですので、速やかに交換しましょう。
性能は悪いの?
雪の降らない時期に関しては殆どラジアルタイヤと使用感が変わらないという評価もあるくらい、性能は特に悪くはありません。
かみさん通勤カーのタイヤ交換完了♪
雪なんてほとんど降らないので、オールシーズンタイヤってのにしてみた。
乗った感じは夏タイヤと変わらないっすねー pic.twitter.com/NFjOVEhgYI— なつやま (@Natsuyama2010) 2018年12月30日
オールシーズンタイヤの評判・評価
浅い雪の上ではスタッドレスタイヤと変わらないくらいの性能を発揮してくれる場合も有るようです。
オールシーズンタイヤを履いて雪のうえを走ったけど、スタッドレスタイヤと変わらない感じだった
— GuitarPEN (@GuitarPEN) 2019年1月6日
朝起きたら愛知県は雪でビックリですでもこんな時でも家の車はオールシーズンタイヤ履いているのでこのくらいの雪なら余裕で走れます昼から岐阜方面へドライブ予定 pic.twitter.com/xZpHJIO56X
— アシタカ (@T39798511) 2018年12月29日
スキーはいける?
スタッドレスタイヤではくてオールシーズンタイヤでスキー場に行くことは可能なのでしょうか?
アイスバーンの路面の上り坂でも制動、発進は問題無さそうです。但し、スタッドレスタイヤと比べて雪道の性能は劣ってしまいますので、あまり深い新雪だと滑りやすくなってしまう可能性があります。
ラジアルタイヤでの圧雪・アイスバーン走行は非常に危険
普段は全く雪の降らない地域に住んでいて、年に数回しか圧雪の路面を走らないからノーマルのラジアルタイヤで少しくらい走っても大丈夫ではないかと思う方もいるかもしれませんが、非常に危険な行為です。
ラジアルタイヤでの走行は少しの坂でも前に進むことが出来ないレベルで直ぐにスタックしてしまいますので、事故で他人を巻き込んでしまう可能性があるので絶対にやめましょう。
ドレスアップにも最適
オールシーズンタイヤは日本国内ではあまりメジャーとはいえませんが、北米やヨーロッパでは新車の純正で装着されている車種も多くあります。その為、外見を欧州仕様や北米仕様にドレスアップするのにも最適です。
お勧めのオールシーズンタイヤ
オールシーズンタイヤは最近では様々なメーカーから発売されていますが、みんカラ2018年パーツオブザイヤーのオールシーズンタイヤ部門で1位を取得している通り、ユーザーからの評価が高いので安心して購入・使用することが出来ます。
サイズラインナップも13インチから18インチまで幅広く取り揃えているので、多くの車で使用することが可能です。
まとめ
北海道・東北・新潟等、冬のシーズンに積雪がある程度ある地域では、スタッドレスタイヤの装着をお勧めしますが、年間に数度しか雪の降らない地域にお住まいの方にはスタッドレスタイヤと比較して、様々なメリットがあるオールシーズンタイヤをお勧めします。
オールシーズンタイヤでは不安という方にはアジアンタイヤがお勧め
寒冷地にお住まいの方で、スタッドレスタイヤに交換する必要があるけどあまりタイヤにお金をかけたくない。けど性能の高いタイヤが欲しいという方にはアジアンタイヤであるナンカンのESSN-1が評価が高くお勧めです。
オートウェイでのユーザー評価では5段階中4.32という高評価を獲得しています。また、評価数も200件以上あり、多くの方に選ばれているアジアンスタッドレスタイヤです。