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軽自動車のタイヤ交換はそんなに難しくない
一度もやったことがないという人もいるかと思いますが、タイヤ交換は慣れてしまえばそんなに難しい作業ではないので機会があればチャレンジしてみてはどうでしょうか?
普通車と比較して軽自動車のタイヤは軽く、ホイールも4穴である車種が多いので時間もさほどかかりません。
タイヤの交換方法
軽自動車のタイヤ交換方法は普通車の交換と違いはありません。
動画では応急用のスペアタイヤに交換していますが、普通のアルミホイールの交換と流れは一緒です。
交換の流れとしては
1.車を舗装された平らな場所に置く
2.パーキングブレーキを掛けて、交換するタイヤの対角線上のタイヤに輪留めをする
3.スチールホイールの場合はホイールキャップを外す
4.ホイールナットを少し緩める
5.ジャッキをかけてジャッキアップする
6.ホイールナットを全て取り外し、タイヤを取り外す。このときに万が一ジャッキが外れてしまった場合に備えて車体の下にタイヤを置く
7.タイヤを取り付けて、ホイールナットを手でつけてから対角線上のナットをタイヤががたつかなくなるまで締める
8.車体の下に置いたタイヤを取り出し、車体を下ろす
9.仮締めしていたホイールナットを対角線上の順番で締める
事故の危険があるため、トルクレンチを使用することを推奨
タイヤのナットは力いっぱい締めていいわけではありません。ナットを締めすぎてしまうと、ハブボルトやナットが破損してしまって、最悪ホイールが外れてしまう危険性があります。
もちろん締め付けトルクが少ない場合もホイールに振動が出たり、ホイールが外れる危険性があります。
また、修理にも無駄なお金がかかってしまいます。
増し締め(確認)も必要
ホイールとハブが馴染んでいない場合は徐々にナットが緩んでしまう場合があります。
タイヤ交換をして、100km走行した後にホイールが適正なトルクで締まっているかどうか確認してください。
タイヤ交換にかかる費用
タイヤ交換が自分で出来ない、交換する暇が無い人はプロに頼んでやってもらうことになりますが、軽自動車のタイヤ交換にかかる費用はディーラーやカー用品店によって様々です。
一般的には普通車より安い料金で交換することが出来ます。
タイヤ交換に掛かる費用は、そのお店でタイヤ(ホイール)を購入したかどうかで値段が変わってくる場合がありますので、交換・組み換えの際には問い合わせてみましょう。
タイヤの交換時期
軽自動車だからといって普通車と交換時期は特に変わりません。タイヤの溝が1.6mm以下になってしまうと車検が通らなくなってしまいます。
車検が通らないばかりではなく、制動距離の増加、ウェット路面でのハイドロプレーニングの発生等、危険が伴います。
また、まだスリップサインが出ていなくても、2部山の残り溝でウェットの制動距離が延びてしまうというJAFのデーターがあるので、早めに交換をお勧めします。
また、溝が残っていてもタイヤにひび割れや亀裂が入っている場合はバーストの危険性があるので、速やかに交換しましょう。
タイヤの寿命は4~5年といわれています。見た目が問題なくてもゴムが硬くなってしまうと十分な性能が発揮できないので、硬度計でチェックして硬くなっていた場合も速やかに交換しましょう。
硬度計はディーラー等にあるので、気になる方はチェックしてもらうといいでしょう。
適正なタイヤ空気圧
軽自動車の適切なタイヤ空気圧は乗っている車やタイヤサイズによって異なります。純正タイヤの空気圧は、運転席ドアの内側に記載されているのでそれを確認してください。
空気圧は定期的な確認を
タイヤの空気圧はひと月に1回はチェックするのをお勧めします。タイヤの空気圧が適正ではないと高速道路などでタイヤのバーストや、また、燃費の悪化にも繋がってしまいますので是非チェックしてください。
タイヤエアゲージは安価なので工具箱にひとつ入れておいて、定期的にチェックすることをお勧めします。
タイヤエアゲージを持っていない人はディーラーやガソリンスタンドで無料で行ってくれるところがあるので問い合わせてみましょう。
ホイールナットの取り付けトルク
軽自動車のホイール取り付けトルクは普通車より若干低くなっています。80Nm~100Nmの場合が多いです。車種ごとにトルクが違うので説明書や整備書で確認して、規定のトルクで締めましょう。
タイヤのローテーションでさらに長持ち
タイヤは前輪や後輪でタイヤの減り方が違います。そのため、タイヤのローテーションをすることによってタイヤを効率よく使用することが出来ます。
ローテーションの周期
ローテーションの周期は約5,000km毎に行うのをお勧めします。
まとめ
軽自動車のタイヤ交換はタイヤサイズが小さいこともあって、普通車よりもホイールとタイヤの重量が軽く、交換にはあまり負担がかからない為やったことが無い人もぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
油圧ジャッキやトルクレンチを使用することによって早く正確に作業を行うことが出来るので、持っていない方は購入をお勧めします。
価格が安いアジアンタイヤがお勧め
軽自動車は維持費が安いことが最大のメリットの一つです。タイヤは消耗品のため、定期的に交換が必要ですので、安くて性能の高いアジアンタイヤに交換することによって、維持費を節約することが出来ます。
最近のアジアンタイヤは評価も高いので安心して購入することが出来ます。