ブリヂストンから発売されている低燃費タイヤのネクストリーはなぜ安いのでしょうか。
また、価格が安いということには理由があるので、評判などを紹介して理由を説明します。
目次
ネクストリーはなぜ安いのか
日本以外でも製造
ネクストリーは日本以外にも台湾・タイ・ベトナムなどで製造することによって原料コストや人件費を削減し低価格を実現しています。
エントリーモデルとしての位置付け
ネクストリーはブリヂストンのベーシックタイヤのため、エコピアや他のブリヂストンのタイヤと比較すると性能は低いです。
性能が低いと言っても基本性能はしっかりと確保しています。
転がり抵抗はSNEAKER SNK2と比較して20%低減しており、低燃費タイヤとしてのラベリングも取得しています。
ネクストリーのデメリット
ネクストリーはブリヂストンの他のタイヤと比較して価格が安い分、デメリットがあります。
デメリット① 低燃費性能
ネクストリーの転がり抵抗性能はAを取得していますが、エコピアNH100の転がり抵抗性能はAAです。
エコピアNH100はネクストリーより転がり抵抗を16%低減しています。そのため、ネクストリーよりエコピアNH100の方が燃費性能が高いです。
デメリット② 寿命
ネクストリーはエコピアNH100より寿命が短く、エコピアNH100の摩耗寿命(指数)は30%向上しています。
デメリット③ ウェット性能
ウェットグリップ性能はネクストリーがcでエコピアNH100がbです。
また、エコピアNH100はすり減ってもウェット性能が低下しにくいというメリットがあります。
デメリット④ 生産国を選べない場合も
ネクストリーは日本以外でも製造されており、通販サイトや販売店によっては製造国が選べないことも少なくありません。
どうしても日本国産のネクストリーを購入したい場合は販売店に問い合わせて見てください。(製造国が違っても性能には差はないと思いますが)
メリット
価格が安い
ブリヂストンのタイヤは他の国産メーカーのタイヤと比較すると価格が高いと感じている方も少なくないでしょう。
しかし、ネクストリーはブリヂストンのベーシックタイヤということもあり、価格が安いです。他メーカーのタイヤと比較しても価格の安さについては遜色ないといえます。
タイヤサイズが多い
ネクストリーは軽自動車・コンパクトカーからセダンやミニバンまで幅広い車種に対応しており、タイヤサイズは全71あるので、多くの車種に装着できます。
ネクストリーと他メーカーとのベーシックタイヤの価格と評価の比較
タイヤサイズ:155/65R14で比較
価格と評価は調査時のTIREHOODでのもの
転がり抵抗性能および、ウェットグリップ性能はタイヤサイズによって異なる場合があります。
メーカー | タイヤ名 | 価格
(1本あたり 税込) |
総合評価
(5点満点中) |
転がり
抵抗性能 |
ウェット
グリップ 性能 |
BRIDGE
STONE |
NEXTRY | 3,080円 | 4.30点 | A | c |
YOKOHAMA | BluEarth-Es
ES32 |
5,170円 | 4.27点 | A | c |
GOODYEAR | EfficientGrip
ECO EG02 |
4,950円 | A | c | |
TOYOTIRE | TRANPATH
LuK (ミニバン ハイト軽自動車向け) |
5,390円 | 4.30点 | A | c |
DUNLOP | ENASAVE
EC204 |
4,510円 | 4.34点 | AA | c |
ヨコハマ BluEarth-Es ES32との比較
ブリヂストンのネクストリーの購入を検討している方はヨコハマ BluEarth-Es ES32と迷っている方も多いと思います。
低燃費タイヤのラベリングは両者とも同じです。
評価は若干ネクストリーの方が高いですが、価格が上記タイヤサイズで2千円以上安いです。
また、他のメーカーの同等の低燃費タイヤと比較しても価格の安さがわかると思います。
DUNLOP ENASAVE EC204との比較
価格はネクストリーより高いですが、ダンロップENASAVE EC204もベーシックタイヤとしておすすめです。
転がり抵抗性能はネクストリーより高くAAですし、耐摩耗性能や偏摩耗性能も以前モデルであるENASAVE EC203と比較して向上しています。
ネクストリーが購入できるおすすめのサイト
ブリヂストンのネクストリーが購入できるおすすめのインターネット通販サイトはTIREHOOD
です。
TIREHOODではユーザーの総合評価を確認して購入できますし、パンク保証や取付店予約もできるので、ネット通販でタイヤを購入したことがない人にも安心といえます。
ネクストリーの評判
ユーザーからのネクストリーの評判としては
155/65R13のBSネクストリー
ベトナム製の安いやつだけど4年半持ってる上に意外と燃費良い #皆さんが履いているタイヤ何ですか pic.twitter.com/O3izkEetnP— くろたけP🐃 (@KuroLumias) April 7, 2021
レグノ買えばまあ間違いはないけど高い💦
特に何も気にしないならネクストリーが1番安価かな、性能は踊るけど
ウェット、ドライ性能、安定性、寿命を考えると
エコピアがおすすめかなぁ
ガソスタにいたからねぇ— あんこ (@ancororin_mochi) March 21, 2022
他のユーザーからの評判としては
・静粛性は高いとは言えないが、古い軽自動車にはこれで十分
・長くタイヤを使いたいならエコピアの方がいい
コストを抑えたい方におすすめ
ネクストリーは価格が安い分、性能としては他のタイヤより劣ってしまいます。
しかし、低燃費タイヤとしてのラベリングを取得しているので価格が安いタイヤを購入したけれども国内メーカーのタイヤではないと嫌という方にはおすすめのタイヤです。
さらに性能が向上した商品が登場した
2022年2月にはネクストリーの後継モデルとしてニューノというタイヤが発売予定です。
ニューノはネクストリーよりウェット性能が向上しており、ウェットグリップ性能はbです。
しばらくはネクストリーも販売されているはずなので、価格を比較して購入することをおすすめします。