SUVなどの4WD車に乗っている方で、街乗りでの快適性を求めつつオフロード性能や雪道走行が出来るオールテレーンタイヤが気になっているかたもいるでしょう。
果たしてオールテレーンタイヤはおすすめできる商品なのでしょうか。
目次
オールテレーンタイヤ(A/Tタイヤ)の特徴
オールテレーン(A/T)タイヤはオフロードでの走行性能を確保しつつ、オンロードの快適性や走行性能を確保したタイヤです。
また、M+Sを取得しているタイヤが殆どですので、雪道での走行も可能です。
オールテレーンタイヤのデメリット
一見すると万能と思えるオールテレーンタイヤですが、デメリットもあるので、自分の自分の使用環境に合ったタイヤと比較して検討することをおすすめします。
オンロードでの性能
オンロードでは低燃費タイヤと比較して、転がり抵抗性能が低い為、燃費性能が悪化してしまいます。
また、タイヤのブロックパターン等が原因で乗り心地や静粛性が低くなってしまうのがデメリットです。
見た目の恰好良さもありますが、オフロードを全く走行しない方はより乗り心地などの快適性能が高く、燃費性能やウェット性能が高いSUV専用の低燃費タイヤを購入することをよりおすすめします。
オフロードの性能
一般的なサマータイヤと比較するとぬかるみなどのオフロード性能は高いですが、さらにオフロード性能が高いマッドテレーン(M/T)タイヤがあります。
また、タイヤメーカーによりますが、さらにオンロード性能が高いハイウェイテレーン(H/T)タイヤや、オールテレーンタイヤとマッドテレーンタイヤの中間的な性能を持ったラギッドテレーン(R/T)タイヤといったものもあります。
雪道の性能
多くのオールテレーンタイヤでM+Sを取得しているので雪道の走行は可能ですが、一般的なサマータイヤと比較して雪道性能は高いです。
しかし、スタッドレスタイヤと比較すると性能は劣ってしまいますので、雪国に住んでいる方やアイスバーンを走行する方はタイヤチェーンを常備するか、スタッドレスタイヤを購入することをおすすめします。
国産スタッドレスタイヤが高価で購入を躊躇う方はアジアンスタッドレスタイヤもおすすめです。
【2022−2023】安くて評価も高いおすすめアジアンスタッドレスタイヤ
また、タイヤを2セット購入するのは保管場所やコストの都合で嫌だという方はオールシーズンタイヤという選択肢があります。
オールシーズンタイヤとは?デメリットや寿命はどうなのか【やめた方がいい人はいる】
オールテレーンタイヤをおすすめする方
たまにオフロード走行をする方
普段は街乗り走行するのが殆どだけれどもたまにオフロードも走行したいという方におすすめです。
ドレスアップをしたい方
SUVや4WD車に乗っている方でドレスアップをしたいけれども、ある程度の快適性などは残したい方におすすめです。
おすすめのオールテレーン(A/T)タイヤ
TOYOTIRE OPEN COUNTRY A/T 3
オンロードとオフロードの様々な路面状況や気象環境に配慮されたオールテレーンタイヤです。
5ピッチバリアブルパターンなどを採用することによって快適性を確保しつつワイルドなデザインを採用しています。
タイヤサイズが見つからない方にはOPEN COUNTRY A/T plusも検討することをおすすめします。
TOYOTIRE OPEN COUNTRY A/T EX
非対称のタイヤパターンを採用し、剛性の高いブロックを採用することによって高い耐久性とオフロードのコントロール性能を実現したタイヤです。
ドライとマッド路面両方とも走りたいというかたにおすすめのタイヤです。
また、全てのタイヤサイズでホワイトレターを採用しています。
DUNLOP GRANDTREK AT5
オンロードの快適性能とオフロード路面のトラクション性能を両立したタイヤです。
また、ウェット性能やロングライフ性能にも配慮されており、従来モデルのGRANDTREK AT3と比較してこれらの性能が向上しています。
【レビュー】ダンロップグラントレックAT5の評価は?雪道は走行できるのか
BF GOODRICH All-Terrain T/A KO2
本場アメリカのレースからフィードバックされた技術を採用したA/Tタイヤです。
本格的なオフロード走行からオンロードとドレスアップまで対応するタイヤです。
タイヤサイズが81サイズあるので、4WD車だけではなく、コンパクトSUVにも対応します。
BFGoodrichタイヤの評判は?性能は高いのか低いのか【寿命】
BRIDGESTONE DUELER A/T001
オンロードとオフロードの走破性と快適性を両立したタイヤです。
A/T001専用最適配置ブロックを採用することによって耐摩耗性が向上しているだけではなく、ナノプロ・テックTMを活用したトレッドゴムを採用することによって、転がり抵抗性能をDUELER A/T694と比較して転がり抵抗性能を低減しています。
その為、低燃費性能も向上しています。
また、タイヤサイズによりますが、アウトラインホワイトレターを採用しています。
ブリヂストンのデューラーの評価はジオランダーなどと比較して悪くない?
FALKEN WILDPEAK A/T3W
様々な路面で高性能を実現したオールラウンドなタイヤです。
オフロードでは特殊なブロック形状などを採用することによってパターン剛性やトラクション性能を確保しています。
また、シリカコンパウンドやスタッドレスタイヤの3Dサイプ技術を応用することによって、ウェット性能やライフ性能を高次元で両立しています。
大手メーカーのオールテレーンタイヤの価格と評価の比較
タイヤサイズ:275/65R17で比較
価格と評価は調査時の【TIREHOOD】 でのもの
【デメリットも有り】タイヤフッドの評判は悪くない?【オートバックスの共同運営で安心】
メーカー | タイヤ名 | 価格
(1本あたり 税込) |
総合評価
(5点満点中) |
備考 |
DUNLOP | GRANDTREK AT5 | 25,080円 | 4.71点 | ホワイトレター |
BRIDGESTONE | DUELER A/T001 | 33,660円 | 2.88点
(レビュー件数:2件) |
ホワイトレター |
TOYOTIRE | OPEN COUNTRY A/T 3 | 20,130円 | 4.38点 | |
BF GOODRICH | All-Terrain T/A KO2 | 39,270円 | 4.52点 | ホワイトレター |
TOYOTIRE OPEN COUNTRY A/T 3は価格が安い
大手メーカーで価格が安いオールテレーンタイヤを購入したい場合はOPEN COUNTRY A/T 3がおすすめです。
総合評価の点数も悪いわけではありません。また、275/65R17はホワイトレターではありませんが、タイヤサイズによってはホワイトレターの商品もあります。
DUNLOP GRANDTREK AT5の評価が高い
ユーザーからの評価が高いタイヤを購入したいという方はDUNLOP GRANDTREK AT5がおすすめです。
アジアンタイヤのオールテレーンタイヤもおすすめ
オールテレーンタイヤはサマータイヤと比較すると高価になりがちですが、アジアンタイヤにもオールテレーンタイヤがあります。
ですので、価格が安いタイヤを探している方はそちらも検討することをおすすめします。
NANKANG FT-7 A/T
台湾で一番歴史のあるNANKANGが発売しているのがFT-7 A/Tです。
タイヤの剛性とコントロール性能に優れたスポーティなA/Tタイヤです。
アウトラインホワイトレターモデルのFT-7 A/T.OWLもあります。
COOPER DISCOVERER ATT
ウィスパーグルーブにサウンドバリアを形成し静粛性と快適性を向上させるだけではなく、AQUA VAC CHANNELSで耐ハイドロプレーニング現象と高張力・高密度のスチールベルトを採用することによって耐久性も向上させています。
RENEGADE AT-5
過酷な地形での走行やオンロードでも安定した走行が可能なオールテレーンタイヤです。
スノーフレークマークも取得しているので、高速道路の冬用タイヤ規制でも走行可能です。
アウトラインホワイトレターモデルのRENEGADE AT-5.OWLもあります。
アジアンオールテレーンタイヤの価格と評価
タイヤサイズ:275/65R17
価格と評価は調査時の■Autoway■ でのもの
メーカー | タイヤ名 | 価格
(1本あたり 税込) |
総合評価
(5点満点中) |
備考 |
NANKANG | FT-7 A/T.OWL | 17,750円 | 4.73点 | アウトラインホワイトレター |
アジアンオールテレーンタイヤは上記の大手メーカーのタイヤと比較してさらに安い金額で購入できるのがメリットです。
また、オートウェイは取付店へ直接配送することによって送料が無料になるというメリットもあります。
オートウェイループでのタイヤ購入は怖い?安心して購入できる理由
オフロードを走行しなくてもドレスアップにもおすすめ
また、見た目のデザインがサマータイヤと比較するとごつごつとしている為、いかにもオフロード走行性能が高そうに見えるので恰好いいです。
また、ホワイトレターというサイドウォールのメーカー名やタイヤ名などが白くなっているものもあり、ドレスアップにもおすすめです。
ドレスアップに最適。おすすめのホワイトレタータイヤ【デメリットもある】