オールシーズンタイヤとは?デメリットや寿命はどうなのか【やめた方がいい人はいる】

近年のSUVブームでオールシーズンタイヤを装着するユーザーが増えており、オートバックスなどのカー用品店でも様々な種類の商品を見かけることが多くなりました。

そもそもオールシーズンタイヤとはどのようなタイヤなのでしょうか。またデメリットや寿命が短いといったことはあるのでしょうか。

オールシーズンタイヤとは

オールシーズンタイヤとはその名前の通り、全ての季節(春夏秋冬)に対応し、一年中使えるタイヤです。乾いた路面やウェット路面の性能は一般的にスタッドレスタイヤと比較して高く、そして圧雪路面も走行可能です。

また、泥濘(ぬかるみ)等の走破性も夏用のタイヤより高く、非舗装路を安定して走れるなど、万能な使い方ができるのが特徴です。

日本ではあまり馴染みが無いと思いますが、北米や欧州ではオールシーズンタイヤが標準で装着された車もあります。特に北米では雪の積もる地域もありますが、スタッドレスタイヤではなく、オールシーズンタイヤが使われることが多いです。

性能は悪いの?

雪の降らない時期に関しては殆どラジアルタイヤと使用感が変わらないという評価もあるくらい、性能は特に悪くはありません。

デメリット

オールシーズンタイヤのデメリット

シーズン問わず使用できるイメージのあるオールシーズンタイヤですが、当然デメリットもあります。

圧雪やアイスバーン路面ではスタッドレスタイヤに劣る

オールシーズンタイヤは軽い雪道の走行は可能ですが、深い雪道やアイスバーン路面での走行の性能はスタッドレスタイヤより劣っているため推奨されていません。

タイヤのラインナップが少ない

サマータイヤやスタッドレスタイヤと比較するとタイヤラインナップが少ないこともデメリットです

ただし、アクアの標準サイズ185/60R15、プリウスのサイズ(195/65R15や215/45R17)、軽自動車だとNBOXの標準サイズ155/65R14等、比較的販売台数の多い車であればラインナップにあるので購入できなかったり装着できないという心配は不要と言えます。

例えば横浜ゴムで発売されているオールシーズンタイヤはBluEarth-4S AW21ですが、タイヤサイズが全29サイズです。

サマータイヤであるBluEarthシリーズはBluEarth-GT AE51をはじめ多くのラインナップおよびタイヤサイズがあるのでこれはデメリットといえます。

価格の安いタイヤが少ない

オールシーズンタイヤはラインナップが少ないため、必然的に価格が安いタイヤが少ないこともデメリットです

例えば同じダンロップのタイヤで比較するとこのようになります。
タイヤサイズ:195/65R15(プリウスなど)
価格は2022年6月のタイヤフッドでの価格

タイヤ名 価格 種類
ALL SEASON MAXX AS1 13,530円 オールシーズンタイヤ
ENASAVE EC204 10,450円 サマータイヤ
WINTER MAXX WM02 11,770円 スタッドレスタイヤ

上記のタイヤで比較するとサマータイヤとオールシーズンタイヤの価格差は約3千円ですので1台4本となると約1.2万円の価格差です。

寿命は短いのか

オールシーズンタイヤの寿命
寿命という点ではオールシーズンタイヤだからといって特別磨耗が早いということはありません。寿命や耐久性はラジアルタイヤと同程度と言われています。

タイヤが50%磨耗するとプラットフォームまで磨耗したということになりますので、これはスタッドレスタイヤとしての寿命で、雪道を走行するのは危険な状態です。もちろん冬用タイヤ規制の場所は走ってはいけません。

当然、ひび割れや傷が入っているタイヤは危険ですので、速やかに交換しましょう。

寿命の長いタイヤも販売されている

ただし、近年では寿命の長いオールシーズンタイヤがいくつか販売されてきています。

例えばミシュランのCROSSCLIMATE +の耐摩耗性能は同社の低燃費タイヤより高いので寿命が長いといえます。

やめた方がいい人

オールシーズンタイヤをやめたほうがいい人
オールシーズンタイヤの購入をやめた方がいい人は以下に当てはまる方です。

冬場に雪が積もるまたはアイスバーン路面を走行する地域の人

上記でも説明したようにアイスバーン路面はスタッドレスタイヤよりグリップ性能や制動距離がのびるため、冬の時期に雪が積もる地域で特に路面が凍結する地域に住む人はやめた方が良いです。

特にアイスバーン路面では事故のリスクが高まりますので注意です。

気温が低い地域に住んでいる人

オールシーズンタイヤの性能が発揮できる温度としては−10℃から30℃くらいが一般的ですので、冬に-10℃を下回ることのある地域に住んでいる人はやめた方が良いです。

乗り心地や静粛性は悪くない?

オールシーズンタイヤの静粛性
サマータイヤとスタッドレスタイヤを比較するとサマータイヤの方が快適性能は高いですが、オールシーズンタイヤはどうなのでしょうか。

評価の高いミシュランのCROSSCLIMATE 2だとバリアブルピッチパターンという技術を採用することによって静粛性を高めています。

また、乗り心地性能はタイヤフッドでのユーザー評価で5点満点中4.80点ですので高いといえるでしょう。

メリット

先にデメリットを挙げてましたが、オールシーズンタイヤが販売されているということは当然メリットもあります。

ノーマルタイヤやスタッドレスタイヤと比較すると、次のようなメリットがあります。

高速道路の冬用タイヤ規制に対応

高速道路で雪が降ったり、雪が積もっている場合は、冬用タイヤ規制がかかってしまいます。そのような場合、夏用のラジアルタイヤではタイヤチェーンを装着しなければ走行することが出来ませんし、そもそも非常に危険です。しかし、オールシーズンタイヤだとタイヤチェーンを装着しなくても走行することが可能です。

急な降雪でも安心

夏用タイヤで走行している場合に雪が降ってきてしまった場合は、車を止めてチェーンを装着するか、スタッドレスタイヤに交換しなければなりません。その場合は非常に時間が掛かってしまいますし、雪が降っている中でタイヤ交換やチェーンを装着するのは、非常に寒くて大変な作業です。

また、車にタイヤチェーンやスタッドレスタイヤを積んでいない場合は走行できなくなってしまいますがオールシーズンタイヤであればそのようなことは有りません。

シーズン毎のタイヤ交換が不要

オフロードも走行可能

殆どのオールシーズンタイヤはぬかるみ路面(泥濘路)の走行もラジアルタイヤより優れているM+Sを取得しています。

スキー場へは行ける?
スタッドレスタイヤではなくオールシーズンタイヤでスキー場に行くことは可能なのでしょうか?
アイスバーンの路面の上り坂でも制動、発進は問題無さそうです。但し、スタッドレスタイヤと比べて雪道の性能は劣ってしまいますので、あまり深い新雪だと滑りやすくなってしまう可能性があります。

オールシーズンタイヤの評判・評価

浅い雪の上ではスタッドレスタイヤと変わらないくらいの性能を発揮してくれる場合も有るようです。

スキーはいける?

スタッドレスタイヤではくてオールシーズンタイヤでスキー場に行くことは可能なのでしょうか?

アイスバーンの路面の上り坂でも制動、発進は問題無さそうです。但し、スタッドレスタイヤと比べて雪道の性能は劣ってしまいますので、あまり深い新雪だと滑りやすくなってしまう可能性があります。

おすすめのオールシーズンタイヤ

おすすめのオールシーズンタイヤはMICHELIN CROSSCLIMATE 2です。MICHELIN CROSSCLIMATE 2は従来品のCROSSCLIMATE+と比較してドライ及びウェットグリップ性能が向上しています。

また、タイヤフッドの総合評価は5点満点中4.55という評価を獲得しています。

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アジアンタイヤのオールシーズンタイヤもある

オールシーズンタイヤは上記で紹介した通り、価格がサマータイヤと比較して高くなってしまうのがデメリットです。

しかし、アジアンタイヤであれば国産タイヤと比較して安く購入することが可能です。

例えばオートウェイで販売しているMINERVA ALL SEASON MASTERは価格も安く評価も悪くありませんので興味のある方は検討することをおすすめします。

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北海道・東北の方はスタッドレスタイヤを購入するべき

アジアンタイヤは商品によっては国産タイヤ1セットを購入する料金でアジアンタイヤのサマータイヤとスタッドレスタイヤを購入することが可能です。

圧雪やアイスバーン路面を走行する機会が多い北海道や東北地方に住む方はオールシーズンタイヤタイヤではなく冬にはスタッドレスタイヤを装着することをおすすめします。

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