最近ではインターネット通販で海外メーカーのタイヤを気軽に購入することが出来るようになりましたが、価格が安いけれでも聞いた事が無いメーカーなので性能が悪いのではないかと思ってしまうことがあります。
ここでは国産タイヤと比較して性能が悪くないばかりか価格が安いタイヤを取り扱っているメーカーをランキング形式で紹介します。
目次
1.ミシュラン
ミシュランはフランスのメーカーで、世界で初めてラジアルタイヤを製品化した実績を持つ歴史のある会社です。
2019年の世界タイヤ売上ランキングはブリヂストンを抜いて1位になりました。しかし、タイヤ売上の割に日本ではあまり装着している方が少ないイメージです。
世界的には170か国で販売され、様々なメーカーで純正採用されています。
最近では日本ではMICHELIN PILOT SPORT 4SがGRヤリス(RZ “High-performance”)に新車に純正装着されています。
ミシュランは幅広いタイヤ展開で、有名な商品としてはスポーツ用のPILOT SPORT 4、高級車・高性能車向けのPRIMACY 4、ウェットでの性能も高い低燃費タイヤのENERGY SAVER 4があります。
販売しているタイヤの種類も多く、大手の安心感がある為、おすすめのメーカです。
スタッドレスタイヤの評価も高い
ミシュランはスタッドレスタイヤの評価も高く2020年にはX-ICE3+をさらに性能を高めたX-ICE SNOWが発売されました。
2.コンチネンタル
コンチネンタルはドイツ最大のタイヤメーカーで、2019年世界売上ランキングでも4位のメーカーです。
私を含め日本に住んでいると意外と思われるかもしれませんが、これは住友ゴム(ダンロップ・ファルケン)が5位なのでそれより上と言うことになります。
特にヨーロッパでのシェアが多く、ヨーロッパ車の3台に1台は新車純正採用タイヤとしてコンチネンタルのタイヤが装着されています。
ドライビングの楽しさを持ちつつ安全なタイヤ作りは自動車メーカーからの評価も高いです。
また、自動車用のタイヤ以外にもバイクや自転車のタイヤも製造しており、ツール・ド・フランスのメインパートナーをつとめています。
3.ハンコック
ハンコックは韓国最大のタイヤメーカーであり、2019年のタイヤ売上ランキングは世界7位です。因みに横浜ゴムが8位です。最近ではインターネット通販だけではなく、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でもよく見かけるようになりました。
アジアだけではなく、ヨーロッパやアメリカにもオフィスや工場を持っています。
日本ではダイハツやニッサン、トヨタのプロボックスなどに新車純正採用されています。モータースポーツではDTMやSUPER GT、F3などの採用実績があり、最近ではスーパー耐久が2021年からピレリに代わってハンコックタイヤのワンメイクとなることで話題になりました。
日本ではモータースポーツのイメージが比較的強いですが、KINERGY Eco2(K435)といった軽自動車用のエコタイヤなど、幅広いラインナップを展開しています。
近年のアジアンタイヤの性能や評価を上げたのはハンコックのおかげと言っても過言では有りません。
価格が安い海外タイヤが欲しいけれども無名のメーカーだと不安という方におすすめです。
4.ピレリ
ピレリはイタリアのミラノに本社があるタイヤメーカーです。世界のタイヤ売上ランキングは世界6位です。
古くからモータースポーツに積極的にタイヤを供給しており、F1やWRCのタイアはピレリのタイヤを装着しているイメージが強いです。
また、市販車でもフェラーリやランボルギーニ、アストンマーチンなどが装着しているタイヤというイメージが強い方には高級なスポーツカー向けのタイヤを販売していると思っている方もいらっしゃいますが、Dragon Sportというコスパの高いスポーティタイヤも販売されています。
スポーティなタイヤ以外にも、Cinturato P6やP7は環境や燃費性能に配慮されたタイヤとしてエコカーなどにも人気が有ります。
5.ナンカン
ナンカンは台湾で最も長い歴史を持つタイヤメーカーです。ドイツの自動車専門機構から認証を受けるなど海外からも評価の高い会社です。
日本ではD1で末永正雄選手や横井昌志選手がナンカンのタイヤを装着しており、ハイグリップでありながらコストが安いので、ドリフトのタイヤとして人気のあるメーカーです。また、軽自動車向けのタイヤサイズから、大口径のスポーツカー向けタイヤも数多く有るのが嬉しいポイントです。
スポーツカー向けタイヤ意外にもタイヤラインナップも幅広く、AS-1やRX615といったコンフォートタイヤもコスパの高いタイヤとして評価が高いです。
ナンカンのタイヤはオートウェイで購入できることもあり、安いアジアンタイヤを購入したい方、インチアップけれどもタイヤサイズが見つからない方などにおすすめです。
スタッドレスタイヤの評価も高い
また、北海道でテストをおこなっているというスタッドレスタイヤの評価も高く、2020年には新しいモデルとしてAW-1が販売されました。
6.GTラジアル
シンガポールを拠点に置くGitiのブランドの一つです。世界11位の生産本数で100か国以上で販売されています。
自動車メーカーからの評価も高く、日本でもトヨタやホンダなどの新車に純正採用されているので安心です。
また、GMなどからトップサプライヤーとして受賞履歴があります。
日本で購入できる店舗が増えてきているイメージで、最近ではオートバックスの合弁会社であるタイヤフッドで購入できるようになりました。
【デメリットも有り】タイヤフッドの評判は悪くない?【オートバックスの共同運営で安心】
信頼できるメーカーのタイヤを購入したいけれども安いタイヤを購入したいという方におすすめです。
GTラジアルのタイヤの評価は高い?ユーザーの口コミは【Giti】
海外タイヤメーカーを見ることで選択肢が広がる
日本にはブリヂストンや横浜ゴムなど売上高ランキング高いメーカーが様々あります。
それに加えて、世界のタイヤメーカーや商品を知ることによって沢山のタイヤの中からコストや使用用途等によって自分にあったタイヤを選択することが容易になります。
特に最近のインターネット通販では販売ランキングやユーザーの評価を確認できるようになっているサイトもあるので安心してタイヤを選ぶことが出来ます。