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ミシュランパイロットスポーツ5の評価は悪くない?
ミシュランから発売されているパイロットスポーツ5ですが、4から6年経過しての発売となりましたので性能は向上しているのは間違いないです。
果たしてパイロットスポーツ4(S)や国産のスポーツタイヤと比較して評価はどれくらい違うのでしょうか。
パイロットスポーツ5と4および4Sとの違い
パイロットスポーツ5は4や4Sと比較してさらに性能が向上しています。
低燃費性能
パイロットスポーツ5はグリップ力が高くスポーティーなタイヤですので燃費性能が悪いのではないと思われがちですがそれは違います。
現在発売されているタイヤサイズが43でその中の42サイズが転がり抵抗係数がAで下記のウェットグリップ性能も併せて低燃費タイヤとして認めれれています。
※205/40ZR17 (84Y) XLは転がり抵抗係数がB
4Sにも抵抗係数がAのタイヤサイズがありますが、多くが抵抗係数がBですので、低燃費タイヤではありません。
ウェットグリップ性能
パイロットスポーツ5のウェットグリップ性能は最高ランクのaです。4Sも多くのタイヤサイズでウェットグリップ:aのものもありますが、取得できていないタイヤサイズもあります。
4は全てのタイヤサイズで低燃費タイヤではありません。
サーキット性能の向上
ミシュランのテストではパイロットスポーツ4と比較してウェットでの最速ラップタイムが約1.7%、平均ラップタイムが1.5%短縮されています。
グリップ力とコントロール性能の向上
バリアブル・コンタクト・パッチ3.0を採用することによって、接地圧分布がより均等化されています。
このことによってグリップ力とコントロール性が向上し、より安定したコーナリングが可能となりました。
比較表
パイロットスポーツ5と4(S)の違いの比較は以下の通りです
タイヤ名 | 転がり抵抗係数/
ウェットグリップ性能 |
トレッドウェア |
パイロットスポーツ5 | A/a 42サイズ
1サイズのみB/a |
340 |
4 | – | 320 |
4S(全186サイズ)※1 | A/a:12サイズ
B/a:47サイズ |
300 |
4 SUV(全69サイズ)※2 | A/a:24サイズ
B/a:6サイズ |
※1 18サイズはラベリング取得中 ※2 12サイズはラベリング取得中
パイロットスポーツ5は高いグリップ力とハンドリングを実現しながら低燃費性能と雨の路面でも高い性能を発揮します。
また、トレッドウェアも4や4Sより高い為、寿命の工場も期待できます。
トレッドウェア
パイロットスポーツ5のトレッドウェアは340です。
※トレッドウェアは全てのタイヤサイズを確認していない為、サイズによって異なる可能性有り。
ミシュランパイロットスポーツ5の評価
インターネット通販サイトのタイヤフッドでの総合評価は5点満点中4.49点(調査時)です。
ユーザーレビュー
ユーザーからのレビューや評価としては
今日は新東名で帰ったけど、ギャランにパイロットスポーツ5履かせてからさらに長距離が快適になりましたね
すごく静かだし、前のタイヤよりも段違いに直進安定性が増した。それでいてサイズ大きくしてるのに燃費も前のタイヤとあんまり変わらんくてびっくり— 国府宮 (@KL_MP35JM) August 16, 2022
純正タイヤがほぼお亡くなりになったのでホイールとタイヤを新調!
ホイールはworkのZR10のダイヤリップカットの8.5J 18インチ
タイヤはミシュランのパイロットスポーツ5ロードノイズがかなり静かに! pic.twitter.com/T4v1xbsUX1
— るかち (@ruka_R125) August 14, 2022
他のユーザーからのレビューとしては
・高速道路などのハイスピード領域での安定性が高まった。
・パイロットスポーツ4よりグリップ力が上がっているのに静粛性が高く乗り心地もよくなっているのにはおどろき
といったレビューが有りました。
サーキットでの評価
※上記の動画はサーキットではなくテストコースでのインプレです。
他のユーザーからのサーキットのレビューとしては
・パイロットスポーツ4と比較してもコントロール性が高い。
・ハンドルを切った際の応答性が良いので運転して楽しい
などといったものがありました。
サーキット用にさらにハイグリップタイヤがある
さらにサーキットでのタイムアタックなどをしたい方はPILOT SPORT CUP 2 CONNECTや
PILOT SPORT CUP 2 Rといったタイヤもあります。
パイロットスポーツ5と他の値段と評価の比較
タイヤサイズ:225/45R17で比較
価格と評価は調査時のタイヤフッドでのもの
メーカー | タイヤ名 | 価格
(1本あたり 税込) |
総合評価
(5点満点中) |
MICHELIN | PILOT SPORT 5 | 20,020円 | 4.49点 |
↑ | PILOT SPORT 4 | 22,770円 | 4.46点 |
↑ | PILOT SPORT 4S | 26,180円 | |
BRIDGESTONE | POTENZA S007A | 29,920円 | 4.68点 |
YOKOHAMA | ADVAN sport V105S | 25,630円 | 4.40点 |
PIRELLI | P ZERO | 23,320円 | 4.30点 |
パイロットスポーツ5の購入を検討している方は上記のタイヤで迷っている方が多いと思います。
パイロットスポーツ5および4(S)との比較
評価は5も4も殆ど変わりません。価格は意外なことに上記タイヤサイズでパイロットスポーツ5が一番安いという結果となりました。
5と4を迷っている方はタイヤサイズがあれば5一択とはいえるのではないでしょうか。
POTENZA S007Aとの比較
プレミアムスポーツタイヤだとBRIDGESTONE POTENZA S007Aの評価が高いです。
但し、上記タイヤサイズで1本あたり約10,000円の価格差ですので、4本で4万円ほどパイロットスポーツ5の方が安いです。
低燃費性能
POTENZA S007Aの転がり抵抗係数:B若しくはCでウェットグリップ性能がb(いちぶタイヤサイズを除く)ですので、低燃費性能はパイロットスポーツ5の方が上といえるでしょう。
以上の理由より、評価が高いタイヤを購入したい方、パイロットスポーツ5のタイヤサイズが無い方はPOTENZA S007Aを、価格や新しいモデルのタイヤ、スポーツタイヤでも低燃費・ウェット性能が高いタイヤがほしい方はパイロットスポーツ5をおすすめします。
ADVAN sport V105Sとの比較
パイロットスポーツ5の方が評価も高く、価格も安いです。
低燃費性能
ADVAN sport V105シリーズはは235/65R19 109VでA/a、235/65R17 108WでA/bですが、多くのタイヤサイズで転がり抵抗係数:Cですので、低燃費タイヤとしての性能はパイロットスポーツ5の方が高いといえるでしょう。
パイロットスポーツ5が購入できるおすすめのサイト
ミシュランパイロットスポーツ5が購入できるおすすめのインターネット通販サイトはTIREHOODです。
TIREHOODではユーザーの総合評価を確認することができるので安心して購入できます。
また、タイヤ取付店の予約や直送も可能なため、タイヤを通販で購入することが初めての方でも安心といえるでしょう。
ミシュランパイロットスポーツ5SUVはあるのか
2022年8月現在ではミシュランパイロットスポーツ5SUVは発売されていません。
パイロットスポーツ4SUVがあるだけに発売が期待されるところです。
ミシュランパイロットスポーツ5をおすすめしたいユーザー
ミシュランパイロットスポーツ5をオススメしたいユーザーとしては
・パイロットスポーツ4を装着していて新しいタイヤに交換したい若しくは交換時期の方
・サーキットを走らない、またはサーキットの走行頻度は少ないがスポーティーなタイヤがほしい
・ハイグリップなスポーツタイヤがほしいけれども快適性能やウェット性能も高いタイヤがほしい
・スポーツカーではないが、高いコントロール性能や運転の楽しさを味わいたい
・スポーツタイヤといえど低燃費性能は犠牲にしたくない
上のいずれかに当てはまる方はパイロットスポーツ5を検討することをおすすめします。
まとめ
ミシュランパイロットスポーツ5は4や4Sと比較して高いコントロール性能を持ちながら殆どのタイヤサイズで低燃費タイヤという非常に魅力的なタイヤです。
ただし、2022年8月現在ではタイヤサイズが4や4Sと比較すると少ない事がネックですので、タイヤサイズが無い方はパイロットスポーツ4や他のスポーツタイヤを検討することをおすすめします。
パイロットスポーツ4や4Sもまだ正式に販売されており、ユーザーや自動車メーカーの評価も悪くないです。